昨日からの流れ
昨日は引き続きドルが底堅さを維持する動きとなりました。米国時間に発表されたフィラデルフィア連銀製造業景況指数や新規失業保険申請件数は市場予想よりも弱い結果となりましたが、影響は限定的なものに留まり、ダドリーNY連銀総裁の講演にて6-7月の利上げの可能性が肯定されたことも下支え材料となりました。ただし、株式市場は軟調な推移となっており、ドル円は伸び悩む動きとなっています。また、伸び悩む動きとなっていた原油も再度高値を追う動きとなり、資源国通貨の下支え材料となっています。
本日の注目材料
本日からG7財務相・中央銀行総裁会議の開催が予定されおり、要人のコメント機会が多い状態が続きます。為替相場に決定的なインパクトを与えるようなコメントが出てくる可能性はそれほど高くありませんが、ないとは言い切れないため、週を跨いでポジションを保有する際には注意が必要です。
米国時間には米国の中古住宅販売件数、カナダの消費者物価指数や小売売上の発表が予定されています。中古住宅販売件数は先行する中古住宅販売保留件数が底堅い結果となっているため、期待が高そうです。そのため、底堅い結果となれば、現在のドル高基調をサポートする材料となることが想定されますが、逆に弱い結果となってしまうと週末ということもあり、ドル買いの巻き戻しが多少入るかもしれません。
本日の予定
G7財務相・中央銀行総裁会議
21:30 加4月消費者物価指数
21:30 加3月小売売上高
23:00 米4月中古住宅販売件数