日付
16/04/2015 |
アジア環太平洋 製薬、医療及びバイオ技術案件の総括 〜 2015年第1四半期 マージャーマーケット独占記事 |
ストーリー
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本記事は、アジア環太平洋地域の製薬・医療・バイオ技術(PMB)業界における進行中及び見込まれている取引案件を、ターゲット所在地ごとにまとめたものです。 2015年第1四半期、アジア環太平洋(日本除く)地域におけるPMB業界の取引は、前年同期比110%という飛躍的な伸びを見せて61億USドルに達し、件数では6件増加した。製薬と医療業界の取引は、それぞれ35億USドル及び24億USドルといずれも2倍以上になった。一方で、バイオ技術は約30%減少して3億USドルとなり、3つのサブセクターの中で最も規模が小さかった。 オーストラリア アーチャー・キャピタルが出資するオーストラリアの病院グループ、ヘルス・ケア(Healthe Care)は売りに出ており、これまでに復星(Fosun)、IHH、バンコク・ドゥシット(Bangkok Dusit)などのターゲットに紹介されている。 グラクソ・スミスクライン(GSK)は、ノバルティスとの合弁案件に続き、オーストラリア競争消費者(公正取引)委員会の合意のもと、同社のニコチン・ガム事業であるニコチネル(Nicotinell)の売却先を探している。GSKは2015年3月には麻酔薬事業をサン・ファーマに売却しており、この取引は2015年8月までに完了する見通し。 マージャーマーケット・リポート: ハッチテック(Hatchtech)は、豪ヴィクトリア州に本社をおくアタマジラミ治療の処方箋薬の開発者。同社は買い手候補数社にIM(インフォメーションメモランダム)を開示した。4月末までには仮提案があると見込んでいる。 マージャーマーケット・リポート: 時価総額4500万USドルのオーストラリアの再生医療企業シナタ・セラピューティクス(Cynata Thereupeutics)は、1、2件のライセンス取引が成立したのちに、2015年内のトレード・セールを目指す予定。 中国・香港 マージャーマーケット・リポート: 中国最大の医療機器会社の邁瑞医療国際(Mindray Medical International)は企業買収のターゲットになっている可能性があり、CITIC PEを含む複数のPE企業にアプローチされている。 マージャーマーケット・リポート: 鳳凰医療集団(Phoenix Healthcare Group)が買収資金として20億中国元を準備している。 香港市場に上場している医薬品メーカー中国中薬(China Traditional Chinese Medicine)は、株式の発行により約72億HKドル(9億2860万USドル)の資金を用意し、その一部をJiangyin Tianjiang Pharmaceuticalの買収に充てる予定。 中国の上場企業、 山西仟源医药集团股份(Shanxi CY Pharmaceutical)は、Hangzhou Pollen Groupの残りの株式20%を買い取ることで合意した。 インド トレント・ファーマ(Torrent Pharmaceuticals)はエンコア・ファーマスーティカルズ(Encore Pharmaceuticals)の皮膚科部門を買収するかもしれない。 マージャーマーケット・リポート: サン・ファーマは、展開規模が限定的な地域での買収に向けて引き続き意欲を示している。同社は、インドの独占禁止規定に則っていくつかのポートフォリオ医薬品をエムキュア・ファーマスーティカルズ(Emcure Pharmaceuticals)に売却したのち、ランバクシー・ラボラトリーズ(Ranbaxy Laboratories)との契約を締結、これを3月24日に発表した。 マージャーマーケット・リポート: メッドプラス・ヘルスサービシス(MedPlus Health Services)は、プライマリー及びセカンダリーPE資金注入のためにクレディ・スイスを起用した。 日本 パナソニック・ヘルスケアは、バイエルの血糖値計事業の入札で8億3800万USドル程度を提示する可能性が高い。 マージャーマーケット・リポート: ヘルスケア・サービス事業者であり上場企業のシップヘルスケアホールディングスは、使い捨て医療器具卸売業者及び国内薬局フランチャイズ事業者の買収に関心を示している。 マージャーマーケット・リポート: 日本の歯科医療・医薬品会社、昭和薬品化工のプライベート・エクイティ(PE)投資家ユニゾン・キャピタルは、昭和薬品化工からエグジットする可能性がある。 マージャーマーケット・リポート:日本の製薬・化学品会社である大塚ホールディングスは、機能性食品企業の買収対象を東南アジア、米国、欧州から探している。 韓国 韓国の独占禁止当局はバイエル(Bayer)が2014年にメルクを買収したことを受けて、バイエルの韓国子会社に経口避妊薬事業を売却するよう要請した。 SKケミカルズは、同社の血液事業をSKプラズマにスピンオフする計画を承認した。これは投資家をこの事業に誘導することを狙っての動き。当該部門の資産規模は、1億8100万USドル。 マージャーマーケット・リポート: ボツリヌス菌製品メーカーの韓国メディトックス(Medy-Tox)は、中国での市場シェアを拡大すべく複数の中国企業と戦略的パートナーシップに向けて協議中。 東南アジア マレーシアのクオリタス・ヘルスケア(Qualitas Healthcare)は1億5000万USドル規模のIPOを先送りした。また、トレード・セールのプロセスを探るためにロスチャイルドを起用したと報道されている。 フォルティス・ヘルスケア(Fortis Healthcare)所有のラッドリンク・エイジア(Radlink Asia)とIHHヘルスケアとの取引は、シンガポールの独占禁止当局が難色を示したことにより実現しなかった。 記者: Ranjani Raghavan、Louise Weihart、SooYoung Park、Yumi Otagaki
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案件価格 | – |
グレード | Strong evidence |
インテリジェンス ID | 2003066 |
英語タイトル | Asia-Pacific Pharma, Medical & Biotech Deal Digest – 1Q15 Proprietary |
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http://www.mergermarket.com/tools/newsletter.asp?guid=30c766c01fec465fadbfc8c2fb5693e4
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