皆さん、こんにちは。フィスコ企業リサーチレポーター馬渕磨理子です。まずは、先週のマーケットを振り返ってみましょう。<br/><br/>先週は、8月19日公表の米連邦公開市場委員会(FOMC)会合の議事要旨にて『利回り目標の導入(イールドカーブ・コントロール/長短金利操作)について慎重な意見が多かった』ことから、ドル買いが強まる場面が見られた一方、『20日発表の米新規失業保険申請件数は110.6万件と市場予想を大幅に上回った』ことで、ドル売りが再び強まる展開となりました。<br/><br/>これらを受けて、ドル・円は一時105円10銭まで下落しましたが、その後106円台前半まで反発。しかし、米長期金利の伸び悩みが意識されて、20日のニューヨーク市場では再び106円を下回りました。ユーロ・円は前週までの上昇が一服し、先週は125円08銭まで下落しています。<br/><br/>さて、今週のマーケットはどうなるか?各通貨の見通しについて住信SBIネット銀行の「ウィークリーレポート」で見てまいりましょう。<br/><br/>ドル・円については、『底堅い値動き』を予想しています。レポートでは『米国での新型コロナウイルスの感染再拡大が深刻化するなか、「連邦準備制度理事会(FRB)はいずれ追加の金融緩和策を検討する」との見方は根強い』と伝えています。<br/><br/>ただ、『8月27-28日開催のジャクソンホールでの年次総会(オンラインでの開催)で9月の連邦公開市場委員会(FOMC)での政策変更(追加緩和策の導入など)の可能性が低下すれば、ドル売りは後退しそうだ』とも伝えています。今後、『9月15-16日開催のFOMCに向け、ジャクソンホールでの金融当局者による発言から、フォワードガイダンス強化などへの思惑が広がればドル売りに振れやすい』と考察しています。<br/><br/>ユーロ・円については『底堅い値動き』を予想し、『欧米の経済指標で回復に向け域内の優位性から、ユーロ選好地合いは継続するとみられる』と分析しています。ポンド・円については『もみ合い』を予想し、『原油価格の高値圏推移で、ポンドは売りづらい展開』を見込んでいます。また、『ユーロの上昇基調維持も、ポンドの支援材料』と伝えています。<br/><br/>豪ドル・円については『もみ合い』を予想しています。豪準備銀行(中央銀行)の8月理事会議事要旨では、『豪経済の大半で回復が進んでいるとの認識が示され、追加緩和観測の後退が豪ドルの下支えとなる』と見通す一方で、『豪国内最大人口のニューサウスウェールズ州で新型コロナウイルス感染拡大が指摘されることや、中国からの政治・経済的な圧力の高まりが豪ドルの重しとなる』と伝えています。<br/><br/>南アランド・円に関しては『やや下げ渋り』を予想しています。『8月26日発表予定の7月消費者物価指数が手掛かり材料となりそうだ』と注目しています。インフレ率が『市場予想と一致した場合、早期利下げ観測は後退し、リスク回避的なランド売りはある程度抑制される見込み』と伝える一方、『ウイルス感染の増加は引き続き懸念材料であり、リスク選好的なランド買い・円売りがただちに拡大する可能性も低いとみられる』と考察しています。<br/><br/>参考にしてみてくださいね。<br/><br/>上記の詳細コメントは、住信SBIネット銀行サイト内の「ウィークリーレポート」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。<br/><br/>フィスコ企業リサーチレポーター 馬渕磨理子<br/><br/><br/>

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