ここで紹介する記事は、私が実際に行っている日々のトレード計画例です。
プロトレーダーの行動計画を理解する事で皆様が独自の取引スタイルを確立し、日計り、スウィングそして長期トレーディングに役立てて頂ければと思います。
また今後は、実際のマーケットで私の行動計画がどのように機能したかを紹介させて頂きます。
取引の日:9月2日2014
ステップ1:直近の市場動向の確認
昨日のレンジを記録
寄値 316.05
高値 317.45
安値 314.75
終値 315.20
アジア終値 314.60
ステップ2:市場のキーレベル(レンジの確認)
5分・60分・日中足チャートの高値安値からサポートとレジスタンスを確認
レジスタンス: 317.45、320、324.75
サポート: 314.75, 314、310.9
ステップ3:トレンドの確認
10日移動平均の位置
短/中/長期のトレンド
5分・60分・日中足チャート上の10日移動平均の方向性
10日移動平均:318.7
短期トレンド:下降
中期的なトレンド: フラット
長期的なトレンド:フラット
ステップ4:計画
マーケットが11:40から11:50の間に315.40を下回る状況では買いスタンス。(上海市場開始10時時点の316.15より15ティック下げ)。
ターゲット;5~10ティック。テクニカル的背景、ボラティリティ、市場センチメントを考慮する。
ストップロス:3~7ティック。上記市況を同様に考慮する。
5ステップ:ニュースと経済指標の発表スケジュール
今日無し
ステップ6:市場の背景
現在の市場環境・センチメントは?
市場に大きな動きは見られないが、夏季休暇相場が終わり徐々に流動性を増しつつある。
中国の需要減退と米国経済の回復から市場が中立である事を考慮する。
ステップ7:トレードのタイミング
市場動向を注視?
移動平均のパターン?
サポートとレジスタンス?
チャート/価格変動のパターン?
市場は、主要経済指標等の変動要因がない中10:30以降20ティック下落し、5分チャートの10日線移動平均から10ティック下に位置している。
ステップ8:タイミングを読み解くための市場構造
今のマーケットは私に何を話りかけているのか?
だれが仕掛け、だれが手仕舞っているのか?
買い方と売り方の勢力はどれくらいか?
モメンタムはどちらの方向に向かっているのか?
どのような状況下でモメンタムが変化するのか?
トレンドは下降に転じたのか、それともこれは通常の押しなのか?
ある勢力が別の勢力より優位に立つのはどこか?
もしも彼らがポジションを閉じないとすれば、それはなぜか?
リスクを取るに値する値動きはあるのか?
市場は薄商いの中下落し、売り方は昨日の安値を割り更なる下落を期待している。
市場は横ばいとなり次の方向を探っている。更なる下げも考えられるが主要参加者はレンジ内での商いを継続している。
モメンタムが低下する中、売り手は保有ポジションの判断を迫られる。
市場動向を左右する中国株式市場が上昇に転じ、売り方のストップロスも含めた上昇が期待される。
計画
3.1475をストップとし3.15でロングポジションを保有する。
直近のレンジ取引は機能しているため動向を静観する。
結果
11:43:34に3.1500で保有したロングを11:50:15に3.1525で手仕舞し、結果5ティックの抜け幅となった。
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