市場の理論によると、いつ売買するかはあまり問題ではない。安く買って、それ以上の値で売る限りは。
このように、昨日Enterprise Inns.を売った。
株価が上がり続けるかどうかの可能性はフィフティ・フィフティだ。それにも関わらず、すでに140%の利益を出しており、株価は平坦にあるように見える。
そして私はRBSを買った。なぜなら私にはとても安値に思え、銀行は5年の惨めな期間の後で上昇する傾向があるように思えたからだ。本当に単純にブル傾向で買っているだけだ。そして銀行は『悪くない時期』が始まると、当然調子が良くなるだろう。
特に殆どヒヤヒヤさせられていた1年前に開いた時間加重投資のポートフォリオで、37%の利益が出てているのは気分がいい。
ポートフォリオを見て気分が良くなっているのは、よい前兆ではないことが多い。だからといって、今その気分を変えることは出来そうもない。
株価ラリーが良い利益を生んでいる今のうちは、指数の一時的な低下はそこまで悪くない。これが、良いポートフォリオに見られるべきパフォーマンスだ。
もちろん、株価ラリーとぎこちない下落は、ほぼ一重にQE、もしくはファンドマネージャーが、指数のラインに近い動きをする良い株を、安値で買う能力に欠けているためである。
6ヶ月前は全体のポートフォリオのパフォーマンスはおおよそ0%だったのにも関わらず、6月以降は垂直だ。
いつものことだが、ベアマーケットはバカになったような気分にさせる、ブルマーケットではいつも天才でいられるのに。
だから人々は投資しないのだ― みな少しでも間違うことを嫌う。
しかし、もしあなたが自身の誤りをおかす性質と向き合えるなら、市場で良いリターンを得る事ができる。市場は現実に基づいているため常に正しいということだ。そのため、結局市場にはあらがうことは決してできないのだ。