東京市場は堅調か。米国市場ではダウ平均が251ドル高と大幅高となり、8カ月ぶりに史上最高値を更新した。貿易摩擦に対する懸念後退から買いの勢いが強まっており、東京市場もこれを好感した動きになると予想する。リスク選好ムードが強まる中で、為替も円安方向に振れており、ドル円は足元では112円40銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて220円高の23680円、ドル建てが260円高の23720円で取引を終えた。

 日本株は足元で強い動きが続いていたが、19、20日は上値が重かった。しかし、ダウ平均の最高値更新を受けて再加速する可能性が高い。三連休前ではあるが、先週は三連休前の金曜(14日)に大幅高となって節目の23000円を突破しており、利益確定売りよりも先高期待からの買いが優勢となりやすい。売り方の買い戻しも巻き込んで強い基調が続くと考える。さらなる円安やアジア株高などの追い風があれば、24000円乗せもあるとみる。日経平均の予想レンジは23800円−24050円。