12日のニューヨーク株式市場で、ダウ工業株30種平均は3営業日続伸し、前日比10ドル06セント高の1万1,020ドル40セントで引けた。ハイテク株中心のナスダック総合株価指数は4営業日続伸となり、同15.59ポイント高の2,417.92で引けた。

 同日発表された9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録で、米連邦準備制度理事会(FRB)が米国債の購入などの景気刺激策の実施を検討したことが明らかになり、FRBが近い将来に追加の金融緩和策を実施する可能性が示されたとして市場に好感された。金融株を中心に買いが広がり、相場を支えた。

 銘柄別では、米医薬品大手ファイザーが同業のキング・ファーマシューティカルズを現金36億ドルで買収することで合意したと発表したことから、キング・ファーマシューティカルズ株価が約39%急上昇した。

 また、アップル株価は1.08%上昇し、はじめて一株300ドルを超えた。米小売最大手ウォルマート・ストアーズが「iPad」の店頭販売を始めると発表したことが好感された。 

 同日の原油先物相場は続落。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)での取引で、米国産標準油種(WTI)11月物は前日比0.54ドル安の1バレル81.67ドルで引けた。

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