■反発、ハード・ブレグジット選択への懸念和らぐ<br/><br/>先週のポンド・円は反発。英国のメイ首相は17日、「欧州連合(EU)離脱の最終案を議会で採決にかける」、「大胆かつ野心的なEUとの自由貿易協定を目指す」と表明し、財・サービス・資本移動の自由を失う「ハード・ブレグジット」を選択するとの懸念が和らいだことが要因。米ドル安・円高の一服もポンドの対円レートを下支えした。取引レンジ:136円47銭-142円18銭。<br/><br/>■もみあいか、英経済の不透明感を意識<br/><br/>今週のポンド・円はもみあいか。「ハード・ブレグジット」への過度の警戒は後退したが、英経済の不透明感は払拭されていない。10-12月期英国内総生産(GDP)が予想を下回った場合、ポンド売りが強まりそうだ。一方、20日発足の米国のトランプ政権の政策運営に関し、不透明感が強まればリスク回避的な円買いが増えることが予想されており、この影響でポンドの対円レートは伸び悩む可能性がある。<br/><br/>○発表予定の英主要経済指標・注目イベント<br/>・26日:10-12月期国内総生産(前年比予想:+2.1%、7-9月期:+2.2%)<br/><br/>予想レンジ:140円00銭-143円00銭<br/><br/><br/>

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