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2015年9月4日日経概況

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2015年9月4日の東京株式市場は大幅に反落しました。

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終値は前営業日比390円23銭(2.15%)安の1万7792円16銭でした。

前日に欧米市場が続伸したことを受け高く始まりましたが、

本日の夜に行われる雇用統計の発表に備えて、

持ち高を手仕舞う動きが広がり大きく下げて終わりました。

8月25日の終値を下回ることで、ダブルボトムも雑音で終わり、

トリプルボトムの可能性も出てきました。

 

前日の米国市場は小幅な続伸と反落のまちまちな動きになりました。

ダウ工業株30種平均は続伸して、

前営業日比23ドル38セント(0.1%)高の1万6374ドル76セント、

ナスダック総合株価指数は反落して、

前営業日比23ドル38セント(0.1%)高の1万6374ドル76セントで取引を終えました。

ECBのドラギ総裁が3日の 記者会見で、

量的緩和の期限を延長する可能性について述べたことで

欧州市場に買いが広がったことを受け、

(ドイツ株DAX269ポイント高の10317 、

ロンドン株は続伸して110.79ポイント高で終了 )、ダウは続伸しました。

一時は198ドル高まで進む場面もありましたが、

上値は重く引けにかけて上げ幅を縮小させました。

 

日本市場は欧米市場の好調な動きを受けて、

買いが先行して高く始まりましたが、

すぐ下げに転じた後は、一方的に売られる動きが続き

下げ幅を大きくしながら本日の取引を終えました。

終わってみると、今週だけで下げ幅は1,344円と

リマンショック以来の大きさとなりました。

 

テクニカル的な支えになってほしいと注目されていた

8月25日の終値、8月26日の安値もあっさりと割ってしまい、

大きく下げるというよりはそもそも買い手が不在という表現が

ふさわしい相場になっています。

 

不安定な動きが続くとの観測はそのとおりになっていますが、

ここまでくるとダブルボトムの後、上に向かうという観測は

崩れてしまい、トリプルボトムを形成する可能性が高くなりました。

 

投資家心理が冷え切っているので、

ロスカットポイントとして決めたポイントに到達すると

確実に切って、資金を温存する姿勢が必要です。

主力株に対する短期の利益確定も続いたので、

利益を取ってない場合は、損失の拡大防止にベストを尽くしましょう。

 

今週末と来週の動向は本日の雇用統計結果にかかっていると

判断できます。雇用統計の結果は9月の利上げに影響しないなどの見解も出ていますが、

世界が注目する政策の行方を決定する上で大きな影響力を発揮する指標であるがゆえに

完全に無視することはできないでしょう。

 

私も空売り以外のほとんどのポジションは外した状態で週末を迎えることになりました。

たまには相場のことは頭から離して、

ゆっくり週末を楽しんでから元気な姿でお会いしましょう。

今週もお疲れ様でした。

 

日本経済の復興のために思いっきりお金を使ってください。

 

 

■各市場の動き

 

日経平均(円):17,792.16    -390.23    -2.15%

NYダウ(ドル):16,374.76    +23.38   +0.14%

ドル(円):119.13-16     -1.24円高   -1.03%

ユーロ(円):132.70-74               -2.54円高    -1.88%

 

ジョン・シュウギョウにより毎日更新される日経概況のバックナンバーは

TBLのホームページでご覧頂けます。

http://www.tbladvisory.com/topics/

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