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ドル円147円台でもみ合い

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<ひと目で分かる昨晩の動き>

【NY市場】
昨日はドル円が147円台前半まで売られる場面もあったが、NYでは金利が上昇したことで148円までドル高に。

ユーロドルは1.09台でもみ合う。

株式市場ではハイテク株が反落。ダウは37ドル上昇したものの、ナスダックとS&P500はマイマス圏で取り引きを終える。

債券は材料難の中、ポジション調整の売りで下落。長期金利は4.19%台まで上昇。

金は反発。原油は2ドルを超える上昇。

ドル/円  147.46 ~ 148.00

ユーロ/ドル 1.0932 ~ 1.0963

ユーロ/円  161.56 ~ 161.95

NYダウ   +37.83 → 39,043.32ドル

GOLD  +14.70 → 2,180.80ドル

WTI   +2.16 → 79.72ドル

米10年国債 +0.039 → 4.190%

【本日の注目イベント】
米  2月生産者物価指数
米  新規失業保険申請件数
米  2月小売売上高

トランプ氏は12日夜の時点で、11月の大統領選に向けて共和党の指名候補に必要な代議員数を十分確保したと、AP通信が報じました。これで、予想されたように本選では2020年と同じく、バイデンVSトランプの闘いとなり、しかも現大統領と前大統領という異例の闘いになります。昨日バークレーズ銀行主催のWEBキャストで、早稲田大学公共政策研究所招聘研究員の渡瀬裕哉氏による「米大統領選挙のアップデート」と題した講演を聴く機会がありました。渡瀬氏はトランプ氏がかなり有利だとしながらも、選挙資金面で有利のバイデン氏が今後どのような戦略に出るのか、またトランプ氏が再選されるにしても副大統領候補の任命を誰にするのかも重要だと話していました。遅くとも7月くらいまでには候補者を決め、それがその後の票の行方にも大きく影響するようです。さらに米大統領選では資金力の差も大きく結果を左右するそうです。今後はお互いにTVなどを通じて相手を非難する「ネガティブキャンペーン」などに多額の資金がかかるということなのでしょうか。

バイデン氏は候補者指名を確実にしたことを受け、「自由と民主主義は南北戦争以来の危機にある。ドナルド・トランプは米国の理念を脅かし、敵意と報復の選挙戦を展開している。有権者は将来の選択を迫られている。民主主義を守るのか、破壊させるのか」と声明を発表しています。一方トランプ氏も、「共和党を代表する大統領候補になるのは大変光栄だ」とし、「我々の党は団結し、強固だ。米国史上最悪で最も無能な大統領に対峙していくことを十分理解している」と述べています。また、トランプ氏は自身が大統領に再選した場合、財務長官にはヘッジファンドの大物ジョン・ポールソン氏を起用する可能性があるようです。ポールソン氏は、4月6日にフロリダ州パームビーチで行われるトランプ氏の資金集めのイベントを主催しており、すでにトランプ氏への大口献金者として知られています。

日銀が金融正常化に踏み切る可能性が高まり、市場ではその実現の可能性に一喜一憂していますが、連合が明日まとめる「春季労使交渉」の集計結果がカギを握っているとみられます。植田総裁は昨日の国会でも、「賃上げの回答などを総合的に点検したうえで適切に判断したい」と述べており、昨年を上回る賃上げが見通せることになれば、マイナス金利解除に踏み切る判断をする可能性が高まっています。「連合の集計では4日正午時点で労働組合が要求した賃上げ率は平均で、前年比1.36ポイント高い5.85%で、15日に公表する回答の1次集計結果は昨年の1次集計を上回る公算が大きい」と日経新聞は報じています。もはや「金利のある世界」への回帰も時間の問題です。

ドル円は上値が依然として重いものの、146円台半ばが抜けずにもみ合いが続いています。昨日のNYでも148円近辺まで上昇する場面もありましたが、材料不足で大きく上下には振れにくい状況です。明日は、3月NY連銀製造業景況指数、2月輸出入物価指数、そして3月のミシガン大学消費者マインド速報値が発表されることから、ある程度の動きが予想されます。

本日のドル円は146円80銭~148円30銭程度を予想します。

【外為オンライン シニアアナリスト 佐藤正和の情報コンテンツはこちら】

【外為オンライン シニアアナリスト:佐藤正和】 邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。 インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。 通算20年以上、為替の世界に携わっている。
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