ADVFN Logo ADVFN

Hot Features

Registration Strip Icon for discussion 登録して、同じ考えを持つ投資家と議論するためのアクティブなフォーラムで相互作用するためのアクティブなフォーラムに参加してください。

米第4四半期GDP4.0%

Share On Facebook
share on Linkedin
印刷

<ひと目で分かる昨晩の動き>

【NY市場】
ドル円は続伸。株価が持ち直し、長期金利が上昇したことで、104円46銭までドル高に。

ユーロドルは小幅に反発。1.2142までユーロ高が進んだことで、ユーロ円も126円台半ばまで上昇。

株式市場は反発。前日大幅に下げたこともあり、この日は買い戻しが優勢に。ダウは600ドルを超える上昇を見せる局面もあったが、300ドル高で取引を終える。

債券は反落し、長期金利は1.04%台に上昇。

金は6日続落し、原油も反落。

新規失業保険申請件数          →  84.7万件

10-12月GDP(速報値)       →  4.0%

12月新築住宅販売件数         →  84.2万件

12月景気先行指標総合指数       →  0.3%

ドル/円  104.18  ~ 104.46

ユーロ/ドル 1.2089 ~ 1.2142

ユーロ/円  126.19 ~ 126.66

NYダウ  +300.19 → 30,603.36ドル

GOLD  -7.70 → 1,841.20ドル

WTI  -0.51 → 52.34ドル

米10年国債  +0.029 → 1.045%

【本日の注目イベント】

豪   豪第4四半期生産者物価指数
日   日銀金融政策決定会合における主な意見(1月20、21日分)
日     1月東京都区部消費者物価指数
日   12月鉱工業生産
独   独10-12月期GDP(速報値)
独   独1月失業率
欧   ユーロ圏12月マネーサプライ
米   12月個人所得
米   12月個人支出
米   12月PCEコアデフレータ
米   10-12月雇用コスト指数
米   12月中古住宅販売成約件数
米   1月シカゴ購買部協会景気指数
米   1月ミシガン大学消費者マインド(確定値)
米   カプラン・ダラス連銀総裁講演
米   デイリー・サンフランシスコ連銀総裁、討論に参加
米     企業決算 → イーライリリー、キャタピラー、

米国の第4四半期GDPは「4.0%」と、2期連続でプラス成長だったものの、市場予想を下回り、2020年通期では「マイナス3.5%」と、1946年以来の低成長で
した。
新型コロナウイルスのパンデミックから労働市場が大きな打撃を受け、個人消費が抑制されたことが主因です。
米GDPは個人消費が全体の7割を占めており、個人消費の低迷がそのままGDPの数値を押し下げます。
7-9月期には41%に急増していた個人消費は、10-12月期には2.5%と急
ブレーキがかかっています。
2021年1-3月期は、バイデン新政権が大規模な経済支援を提案しており、その中には個人へ1400ドルの追加現金給付も含まれており、個人消費の伸びが期待されます。
コロナワクチンの供給が世界的に不透明になっています。
日本でもアストラゼネカが日本国内でワクチンを製造することを決めたことで、
供給体制への不安がやや後退しました。医療従事者への接種は2月下旬、高齢者へは4月の初めとの見方を河野担当大臣が表明しています。
国内では「変異種」による感染も徐々に確認されており、コロナとの闘いはいまだに
トンネルの中で、その先の勝利が見えてきません。
その「変異種」に関して、米ファイザーと独ビオンテックの両社が開発したコロナワクチンが、英国と南アフリカでそれぞれ見つかった「変異種」に有効なことを示す試験結果が得られたと発表しています。
すでに世界の感染者数は1億人を超えています。
コロナ感染第一波撲滅に成功した中国でも、再び感染者が増え始めているようです。
中国では特に、昨日から春節が始まり、4億人以上の人が移動すると伝えられています。
再び爆発的な感染拡大が起こらないことを願うのみですが、「医療崩壊はすでに起こっている」と、多くの専門家が指摘する日本では、1日も早いワクチン接種が望まれます。

ドル円はNY市場で104円46銭まで上昇しました。
今回も104円ミドルを完全に抜け切ることは出来ていませんが、昨日は終始104円台での取引が続き、これまでとは「やや異なる」値動きだった印象です。
一目均衡表(日足)の雲の上限は104円30銭から上の所にあり、昨日の動きは、一旦
雲抜けをしたかに見えましたが、日足ベースではまだ抜け切れていません。
前回1月11~12日の上昇は、雲の下限に完全に上昇を抑えられその後下落しましたが、今回は雲の上限抜けをテストしているところです。
まだ、このままドルが上昇していくかどうかは不透明です。
ここまでの上昇は、ヘッジファンドなどの「ドルショートの買い戻し」の影響にすぎず、まだ「ドルロングの構築」には至っていないと見ています。
それには少なくとも105円台に乗せる必要があります。
105円台に乗せれば、市場参加者の相場観も徐々に変化して来ます。
104円半ばとしては今年3回目となるテストですが、ここから105円台を示現できるのか、あるいは再び103円割れまで押し戻されるのか、正念場です。

本日のドル円は103円90銭~104円60銭程度を予想します。

【外為オンライン シニアアナリスト 佐藤正和の情報コンテンツはこちら】

【外為オンライン シニアアナリスト:佐藤正和】 邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。 インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。 通算20年以上、為替の世界に携わっている。
ADVFN.comサイトのブログは、独立した金融解説のためのものです。これらのブログは、共通キャリア·プラットフォームを介して独立した著者によって提供されており、ADVFN PLCの意見を表すものではありません。 ADVFN PLCは、これらの記事を編集、承認等しないため、その責任を負わず、また、第三者が、これらの情報に頼ることに対して一切の保証はいたしません。 ADVFN.comサイトにおける情報は、一般的な情報と使用目的のためのもので、特定の要件に対応するものではありません。

コメントを書く

 

最近閲覧した銘柄

Delayed Upgrade Clock