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Satoshi Nakamotoの正体判明!?で笑える報道が出る前に言っておきたい

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何か今日起きたら、ビットコイン(Bitcoin)の生みの親、Satoshi Nakamoto(サトシナカモト)の正体が判明したとかいうWiredの記事とかが出てて、吹いたんですが。(そして価格も$420くらいまで上がってましたね)

 

日本語の記事は大石さんのこの記事と、BTCNのこの記事をどうぞ。(自分もアクセス数が稼げそうなので便乗します

多分他の記事は、正体とされるCraig Steven Write氏の人物像とかを根掘り葉掘り調べようとすると思いますが、正直自分はそんなのどうでもいいと思ってます。

 

どうせ、「ビットコイン創設者の正体が判明!」とか言った後に、「警察の捜査が入る」とかくだらないところばっか切り取って報道するメディアも出てくると思うので、先に言っておきますが、

 

ナカモトサトシの正体が誰であろうと、ビットコインには直接ほとんど影響がない!ということです。おそらくこれを理解しないで報道されちゃうんじゃないでしょうか。

 

マイニングと呼ばれるビットコインのネットワークの維持、送金の承認作業、新しいコインの生成には、大量の計算力が必要で、このルールは全員に平等に適用されます。別の言い方をすると、サトシナカモトでも、Craig Writeでも、自分でも勝手にプログラムを改ざんして大量にビットコインを自分のために作ったりすることはできないということです。これがつまりずーーっと言ってる、運営主体がいないとか、分散化されているとかそういうことにつながるのです。

 

だから、サトシナカモトが誰であっても、そんなのは業界の人のネタの一つでしか本来はなく、Bitcoinというイノベーションに与える影響は最低限しかないです。作った本人ですらもう止めることは出来ないです。

 

なので、メディアの方たち。

ナカモトサトシの正体判明!?警察のがさ入れが入る!ビットコイン終わりか!?などのそういう雰囲気の記事を見かけたら本当に笑いますよ。まー、ずーーっと分散化された新しい通貨という表面的なことは報道しているようですから、まさかそんな間違ったミスリーディングなど報道が出るとは思いませんけどね。皮肉ですよ、もちろん。

 

日本でもどういう報道が出るのかある意味楽しみにしておきます。

 

ちなみにビットコインCEOが逮捕されたという報道がでたせつではそれについても記事にさせていただきました。お気に入りの記事の一つですw 

 

それでは。

 

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ビットコインについて「ビットコインを語ろう2.0」のブログを中心に、特に非技術者に向けて様々なメディア、講演会などで情報発信している。専門はビットコインのブロックチェーン技術の通貨以外への応用ビットコイン2.0と呼ばれる分野。日本のビットコイン業界を世界に追いつかせるべく、国内、海外の複数のプロジェクトに参画中。
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