東京市場は軟調か。欧米株はまちまち。米国ではダウ平均は下落した一方、S&Pとナスダック総合は上昇し、高値更新が続いた。ダウ構成銘柄のジョンソン・エンド・ジョンソンやP&Gが決算を受けて軟調であった一方、好決算のネットフリックスが急伸した。ドル円はNY時間でドル安・円高基調を強めており、足元では110円20銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて110円安の24010円、ドル建てが85円安の24035円で取引を終えた。

 円安が続かなかったことはネガティブ材料。きのうの大幅高の反動やダウ平均の下落などからも、売り優勢の展開が想定される。一方、ナスダック総合の高値更新を好感して、新興市場には資金が向かうと予想される。下げたとしても警戒ムードはそれほど強まらず、マザーズやジャスダックの勢いに比べて、日経平均の上値が重いといった地合いになると考える。日経平均も、24000円を下回る場面があれば押し目買いが入る可能性が高い。きょうは節目を意識しながらの値固めが進むと予想する。日経平均の予想レンジは23950円−24100円。