11時00分現在の日経平均株価は18724.60円(前日比73.28円安)で推移している。10日の米国株式市場は小動きだったが、米長期金利の低下とともに円相場は再び1ドル=110円台後半まで上昇。米3月労働市場情勢指数の予想下振れや地政学的リスクの高まりなどからドル売りが優勢となった。本日の日経平均は円高の流れから利益確定売りが先行し、80円安でスタートした。寄り付き直後に一時18681.95円(同115.93円安)まで下落したが、その後下げ渋る場面も見られた。<br/><br/>個別では、東芝<6502>が4%超の下落で推移している。本日発表の第3四半期決算について、監査法人の適正意見を付けずに発表する方向で調整していると報じられている。その他、三菱UFJ<8306>、PD<4587>、みずほ<8411>、三井住友<8316>などが軟調で、任天堂<7974>、ソフトバンクG<9984>、トヨタ自<7203>も小安い。JR九州<9142>は3%超の下落。また、スミダ<6817>、プレナス<9945>、GMOPG<3769>などが東証1部下落率上位となっている。一方、SUBARU<7270>、KDDI<9433>、7&iHD<3382>などがしっかり。また、防衛関連の石川製<6208>が商いを伴って大幅続伸し、新日無<6911>や兼松サステ<7961>などとともに東証1部上昇率上位となっている。<br/><br/>(株式アナリスト 小林大純)<br/>

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