27日のニューヨーク株式市場で、ダウ工業株30種平均は小幅に続伸し、前日比4ドル39セント高の1万1,989ドル83セントで引けた。ハイテク株中心のナスダック総合株価指数は4営業日続伸となり、同15.78ポイント高の2,755.28で引けた。

 同日の相場はもみ合った。週間の米失業保険申請件数が予想を上回る45万4,000件に増加し、昨年10月以来の高水準となったことが市場心理を冷やした。また日用品大手プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)が大幅減益を発表したことなども相場の重しとなった。

 一方、ハイテク株では、マイクロソフトが小幅減益を発表したものの、アナリスト予想を上回ったことが好感され、指数を押し上げた。またオンラインDVDレンタルサービスのネットフリックスが前日夕、ユーザー登録数が2,000万人を超えたと発表し、同社株価は約15%の大幅上昇となった。

 同日の原油先物相場は大幅反落。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)での取引で、米国産標準油種(WTI)3月物は前日比1.69ドル安の1バレル85.64ドルで引けた。

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