21日のニューヨーク株式市場で、ダウ工業株30種平均は5営業日ぶりに反落となり、前週末比8ドル23セント安の1万0,442ドル41セントで引けた。ハイテク株中心のナスダック総合株価指数は8営業日ぶりに反落し、同20.71ポイント安の2,289.09で引けた。

 中国人民銀行が19日に人民元相場の柔軟性を高めると発表したことから、中国企業に対する米製造業企業の競争力が高まるとの期待感が高まり、ダウ平均は一時144ドル近く上昇した。しかし、午後にユーロ相場が下がったことなどを受け、相場は次第に下落。これまでに相場の上昇が続いていたことから利益確定売りも入りやすく、終値は小幅に下落して終えた。

 同日の原油先物相場は続伸。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)での取引で、米国産標準油種(WTI)7月物は前週末比77.82ドルで引けた。

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