5日のニューヨーク株式市場は大幅に続伸。ダウ工業株30種平均は前日比122ドル06セント高の1万0,566ドル20セントで引け、終値は1月20日以来の高値を更新した。ハイテク株中心のナスダック総合株価指数は同34.04ポイント高の2,326.35で引けた。

　同日発表された2月の米雇用統計で、非農業部門の就業者数が予想より小幅の減少にとどまったことが好感された。また雇用統計の結果を受けて、米経済回復への期待感が高まったことから、素材などへの需要高が見込まれ、商品先物相場が上昇。エネルギー株や素材株で買いが膨らんだ。

　同日の原油先物相場は反発し、ニューヨーク商業取引所(ＮＹＭＥＸ)での取引で、米国産標準油種(ＷＴＩ)4月物は前日比1.29ドル高の1バレル81.50ドルで引けた。

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