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2018年10月26日の日経概況

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2018年10月26日の東京株式市場は続落しました。

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終値は前営業日比84円13銭(0.40%)安の2万1184円60銭でした。

米国市場が大きく反発して、朝方は買いが先行しましたが

アジア市場が軟調になったことを受け、売りに転じ、

下げ幅を300円近くまで広げる場面までありました。

2桁の下落で終わったものの、下げ止まり、トレンド転換するサインが

まだ見当たらないので、積極的な買いは控えるようにします。

本日も最後までしっかりお読みください。

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【米国市場の動向】

米国市場は大幅に4営業日ぶりに反発しました。

ダウ工業株30種平均は大幅に4営業日ぶりに反発して

前営業日比401ドル13セント(1.6%)高の2万4984ドル55セント、

ナスダック総合株価指数は3日ぶりに反発して

前営業日比209.935ポイント(3.0%)高の7318.336で取引を終えました。

 

押し目買いと材料が中心の相場でした。

前日大きく下げたことへの反動と押し目買いが入ったのが一つ、

ハイテク関連が厳しい動きになっていましたが、

ツイッター、テスラなどが市場予想を超える決算を発表して

大きく買われました。

 

上昇分は前日の下げ分に吸収され、

まだ心理が回復したとは言えない流れです。

 

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【日本市場の動向】

 

日本市場はここまでの下げから、

自律反発の買いが先行してスタートしましたが、

米国市場の決算結果、アジア市場の軟調ぶりが伝わると

再び売りに転じました。

 

売りが広がって信用評価損益率が6/24以来の低い水準に低下すると

追証の発生による強制決済が広がり、

下げ幅は300円近くまで進みましたが、

21,000円を割り込んだところからは押し目買いが入ることで

下げ幅を縮小させながら今週の取引を終えました。

 

日経の日足は長めの下ひげを持つ短陰線を形成しました。

安値で次の支えになる21,000円を割り込んで

パニック相場の始まりかと思うと、終値では戻して

前日の安値付近で落ち着きましたが、

下げ止まりの気配はまだ見えていない形です。

 

21,000円をかろうじて守った印象ですが、

もう一度割り込む、または終値で下回ってしまうと

市場はセーリングクライマックスに向かって走ることになります。

 

消耗的な売り買いを繰り返した結果、

商いは3兆円を超えるところまで膨らみ、

東証1部の売買代金は3兆1857億円、

売買高は16億9900万株でした。

東証1部の値下がり銘柄数は1502、

値上がりは554、変わらずは54銘柄でした。

 

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

 

米国市場が大きく反発したことを受けて、

日本も反発して買い先行のスタート、

しかし、失速して300円近くの下げ、

再び2桁の下げにとどまるなど、羅列するだけでも

落ち着きのない、波乱万丈な動きです。

 

波乱万丈という言葉通り、

日経は週間で1347円安、厳しい時間帯を過ごしています。

これが早く終わることを祈りたい気持ちですが、

来週も波乱要素を多く含んでいる不安定な相場が予想されます。

 

11月に入っていくことで、

今年の主要イベントを迎えることになります。

来週は最も注目される米国の雇用統計がありますが、

視線はすでにその翌週に向かうでしょう。

 

11月6日の米国中間選挙、同週のFOMCが控えており、

中間選挙の結果が出るまでは日本も米国も

本心を入れた買いが入りづらくなります。

 

23日、中間層を対象にした10%の所得減税案を

議会に提出する可能性があると伝えるなど

https://www.cnn.co.jp/usa/35127491.html

中間選挙に向かって渾身の振りを多発しているトンラプ氏ですが、

打ってきた施策がすべて裏目に回り始めている今、

だやすく勝たせてもらうことは相当難しいと思われます。

 

結果がどうなろうが、混乱になる可能性は十分あるので、

来週は腰の入った買いというよりは

決算ピークに合わせ、材料の出た銘柄に集中する動きになりやすいでしょう。

そして、ニュース一つで一喜一憂、乱高下を繰り返す可能性が高いと言えます。

 

戦略には変更なく、

反発はしたものの、ハイテク、半導体関連銘柄や

中国、サウジ関連銘柄には引き続き投資注意報です。

 

保持している空売りは利益がのってきているので、

来週に渡って利益を最大限伸ばす戦略です。

 

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【各市場の動き】

 

日経平均(円)

21,184.60             -84.13(-0.40%)

NYダウ(ドル)

24,984.55             +401.13(1.63%)

ドル・円

112.05 – 112.06     -0.25(-0.22%)

ユーロ・円

127.12 – 127.16     -0.90(-0.70%)

 

ジョン・シュウギョウにより毎日更新される日経概況のバックナンバーは

TBLのホームページでご覧頂けます。

 

http://www.tbladvisory.com/topics/

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