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2017年5月23日の日経概況

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2017年5月23日の東京株式市場は反落しました。

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終値は65円00銭(0.33%)安の1万9613円28銭でした。

米国市場が続伸したことを受け、上昇する場面もありましたが、

外部要因によって上値の重い展開になりました。

為替市場で110円台に入る円高の流れや

朝方伝わった英国の爆発のニュースが

投資家の心理を冷やしました。

イベントにより一進一退する展開は予想済みなので、

ゆったりと構えることができるでしょう。

本日も最後までしっかりお読みください。

 

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【米国市場の動向】

 

前営業日の米国市場は3日続伸しました。

ダウ工業株30種平均は3日続伸して、

前営業日比89ドル99セント(0.4%)高の2万0894ドル83セント、

ナスダック総合株価指数も3日続伸して、

前営業日比49.915ポイント(0.8%)高の6133.618で取引を終えました。

 

アマゾンなどIT関連銘柄を中心に買いが進み、

サウジアラビアに 1100億ドル規模の兵器を売却することで合意したと伝わった

トランプ外遊の成果で防衛関連株にも買いが集まりました。

 

大きな下落の後、3連勝につなげることで

市場の心理は改善して来ましたが、

一服感も意識され始めるタイミングです。

 

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【日本市場の動向:ファンダメンタル】

19日のCME日経平均先物は横ばいで、

前日から変わらない1万9685円で引けました。

SGX日経平均先物も方向感の乏しい動きで、

5円安の1万9675円で始まりました。

 

日経も方向感のないスタートを切り、

30円54銭安の1万9647円74銭で寄り付きました。

円高が進んだ上に、英コンサート会場での爆発で多数の死傷者が出たとの

報道が出ると、売買は控えられました。

 

しかし、積極的に下値を売り込んでくる動きにもならず

24円安の1万9653円で前引け、

午後も小動きに終始した結果、65円安で本日の取引を終えました。

 

円高を受けて水産、食料品などの内需株に買いが進み、

相場を下支えしまいた。

 

東証1部の売買代金は概算で2兆63億円、

かろうじて2兆円を超えましたが、

前日に引き続き様子見ムードが強くなっていることがわかります。

売買高は15億4376万株、東証1部の値下がり銘柄数は904

値上がりは978、変わらずは134銘柄でした。

 

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【日本市場の動向:テクニカル分析】

 

日経の日足は上下ヒゲを持つ短陰線を形成しました。

高値・安値の推移で判断する形では下落になりました。

前日に一目均衡表の転換線が抵抗になり、

本日はさらに下落が進む流れです。

 

転換線に加えて、短期のトレンドを図る5日移動平均線も

上値を抑える抵抗として意識され、

終値付近で抵抗に会う形で日足が形成されました。

 

2つのポイントが上値を抑えていることから、

ここを抜け出すには力強さを取り戻すような材料が必要です。

 

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

 

今週は乱高下を含む一進一退を想定して、

前日と今日は上げ下げ、まちまちな動きになりました。

一進一退という流れにはなっていますが、

「乱高下」と呼びまでには至りません。

 

下値を切り下げながら大きく下落するには

日本の市場が割安状態で居続けていることが一つの要因でしょう。

下値も限定的ですが、上げていくにも結局は

外部要因、特に為替の動きに依存せざるを得ないのが現状です。

 

経済指標を始めとする主要なイベントはこれから。

25日に予定されている5月開催のFOMC議事要旨公表、

ここでは6月の利上げ展望がどれくらいの確度で記述されているかが焦点になります。

 

外遊で必死の挽回策を図るトランプ政権の努力も

市場に影響を与え続ける要因になります。

サウジへの武器売買展望で防衛関連銘柄に影響を与えますが、

その前は信頼性を損なうような発言をするなど、

周りの人をひやっとさせる言動は先が読めない要因でもあります。

 

短い時間でトレンド転換して短いチャンスを形成した食料品、

建設業などの業種には早くも短期的な過熱感がでているので、

注意が必要です。

 

また、様子見が続く場合は、景気・為替に影響されにくい業種を

物色するのが望ましいでしょう。

4月の百貨店売上高が14カ月ぶりプラスなどのニュースが伝わった

小売業種にも注目が集まります。

 

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【各市場の動き】

 

日経平均(円):19,613.28     -65.00     -0.33%

NYダウ(ドル):20,894.83    +89.99     +0.43%

ドル(円):  111.21-22     -0.09円高   -0.08%

ユーロ(円): 125.09-13     +0.75円安   +0.60%

 

ジョン・シュウギョウにより毎日更新される日経概況のバックナンバーは

TBLのホームページでご覧頂けます。

 

http://www.tbladvisory.com/topics/

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