8日のニューヨーク外為市場でドル・円は、106円28銭から105円86銭まで下落して106円02銭で引けた。トランプ大統領は「中国との経済関係を制限する意向」と強硬姿勢を強調し、米中対立懸念が強まったほか、追加財政策を巡る不透明感も存続し、リスク回避の円買いや米債利回りの低下に伴うドル売りが優勢となった。<br/><br/>ユーロ・ドルは、1.1806ドルから1.1766ドルまで下落して1.1777ドルで引けた。ドイツのシュルツ財務相は「新型コロナウイルスパンデミック対策で2021年予算で少なくとも追加で800億ユーロを費やす意向」と報じられ、ユーロは下げ止まった。ユーロ・円は、125円36銭から124円70銭まで下落。リスク回避の円買いが優勢となった。ポンド・ドルは、1.3056ドルから1.2980ドルまで下落した。英国の離脱を巡る欧州連合(EU)との通商交渉が難航し、合意ない離脱の可能性から英中銀が追加緩和に踏み切るとの見方も強まりポンド売りに拍車がかかった。ドル・スイスフランは、0.9193フランから0.9156フランまで下落した。<br/><br/>

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