東京市場は上値の重い展開か。米国株は21日、24日ともにまちまちではあるが、24日のダウ平均が181ドル安と大きめの下げとなっており、日本株にはややネガティブな影響が想定される。ドル円は足元では112円70銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて50円安の23700円、ドル建てが15円安の23735円で取引を終えた。

 日米交渉に関しては、閣僚級貿易協議の開催が米国時間の24日夕方から25日早朝に延期されている。加えてFOMC直前でもあり、様子見姿勢の強い地合いとなりそうだ。24日に米国は予定通り中国に対して制裁関税第3弾を発動し、中国側も報復関税の実施を表明した。中国側からは今後の交渉を先送りするとの見通しも示されており、先週までの楽観ムードがいったん修正されやすい。一方、ドル円は円安基調が維持されており、日本株を下支えするだろう。弱いスタートとなった後は模様眺めの展開が続くと予想する。日経平均の予想レンジは23750円−23900円。