東京市場は大幅安か。ダウ平均が1032ドル安と大幅下落。イングランド銀行の声明を受けて英国の早期利上げの見方が強まり、改めて金利上昇が意識される地合いとなった。一方、為替市場ではリスク・オフの円高が進み、ドル円は足元で108円80銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて770円安の21170円、ドル建てが750円高の21190円で取引を終えた。

 米国株の大幅安を受けて、リスク回避の売りに押される展開が想定される。為替も円高に振れており、日本株には一段と厳しい流れ。東京市場は三連休前ということも手じまいムードを強めやすい。信用の投げ売りなども出やすく、きょうは終日軟調な展開を予想する。ただ、直近でも米国株の激しい値動きは続いていたことから、ある程度の波乱は想定されていた。そのため、6日の安値21078円は、下値のめどとして意識されると考える。日経平均の予想レンジは21050円−21400円。