東京金融取引所(金融取)が手掛ける取引所為替証拠金取引「くりっく365」では、4月の取引数量は前月比16.7%マイナスの224万7872枚。1日の平均取引数量も11万2394枚と前月比で減少した一方、月末時点の証拠金預託額は4407億円と前月比29億円増加した。取引通貨量では、米ドル、南アフリカランド、トルコリラの順となっている。<br/><br/>一方、取引所株価指数証拠金取引「くりっく株365」では、4月の取引数量は前月比8.7%減の60万7454枚。一方、1日の平均取引数量に関しては3万895枚と前月比では増加したほか、月末時点の証拠金預託額は480億円と前月比では13億円増加した。なお、1月23日よりSBI証券が新規参入したことから、くりっく株365の月末時点の口座数及び証拠金残高は過去最高を更新している。<br/><br/>地政学リスクが指摘された4月、ドル・円の値幅は4円未満に留まったが、メイ首相が解散総選挙実施を突然表明したことなどからポンド・円が9円近く動いた。また、トルコリラ・円は、国民投票実施後、反発基調を強めたことから商いが増加。売買高月間ランキングでは3月の5位から3位に浮上。ランド・円が4ヶ月連続で2位に入るなど、新興国通貨などの高スワップ通貨が堅調推移となった。<br/><br/>5月は7日にフランス大統領選挙の決選投票が実施される。市場観測では、マクロン氏優勢との見方でさほど波乱要因とはならないだろう。ただ、接戦となった場合、ユーロが上下に振れる可能性はある。6月には英総選挙を控えていることから欧州通貨に関心が向かおう。北朝鮮リスクでドル・円が上下に振れる可能性はあるが、問題解決は長期化しドル・円は膠着感を強めるかもしれない。短期的には、値動きの大きいトルコリラ・円ランド・円の動向に注目したい。<br/><br/>(写真提供:東京金融取引所)<br/><br/>

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