20日のニューヨーク株式市場で、ダウ工業株30種平均は小幅に続落し、前日比2ドル49セント安の1万1,822ドル80セントで引けた。ハイテク株中心のナスダック総合株価指数も続落となり、同21.07ポイント安の2704.29で引けた。

 中国の2010年国内総生産(GDP)伸び率が二桁増を記録したことから、中国がインフレーションを和らげるために金融引き締め策をとるとの見方が広がり、商品先物相場が下落。これを受けて素材株などで売りが優勢となり、相場の重しとなった。

 ハイテク株では、アナリスト予想を下回る業績見通しを発表したF5ネットワークスが大幅に21.4%下落し、ナスダックの重しとなった。

 一方、モルガン・スタンレーが予想を上回る決算を発表したことが好感され、同社株価は4.6%増となり、金融株もつれ高となり相場を支えた。

 同日の原油先物相場は大幅続落。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)での取引で、米国産標準油種(WTI)2月物は前日比2ドル安の1バレル88.86ドルで引けた。

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