15日のニューヨーク株式市場で、ダウ工業株30種平均は続落し、前日比31ドル79セント安の1万1,062ドル78セントで引けた。一方、ハイテク株中心のナスダック総合株価指数は反発し、同33.39ポイント高の2,468.77で引けた。

 米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長が同日朝、FRBは追加金融緩和策を実施する用意があると述べたことが好感され、相場は上昇して始まった。しかし、銀行が差し押さえ住宅の売却をどのように進めていくのかという市場の懸念が残り、金融株が前日から引き続いて売られ、相場を押し下げた。バンク・オブ・アメリカは4.92%下落し、JPモルガン・チェースは4.05%下落して引けた。

 またゼネラル・エレクトリック(GE)が7-9月期の減収を明らかにしたことも市場心理を冷やした。GE株価は5%下落して引けた。

 一方、ハイテク株では前日夕に好調な決算を発表したグーグルの株価が大幅に11%上昇し、他のハイテク株もつれ高となり、指数を押し上げた。

 同日の原油先物相場は続落。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)での取引で、米国産標準油種(WTI)11月物は前日比1.44ドル高の1バレル81.25ドルで引けた。

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