9日のニューヨーク株式市場で、ダウ工業株30種平均は小幅反発となり、前日比11ドル86セント高の1万0,564ドル38セントで引けた。ハイテク株中心のナスダック総合株価指数は4営業日続伸し、同8.47ポイント高の2,340.68で引けた。

 金融株を中心に買いが優勢となった。アナリストによると、米政府が保有する株式の空売りを禁じる可能性があると市場に伝わったことが要因だという。またネットワーク機器大手シスコシステムズが同日、大容量のルーターを発表したことが好感され、通信関連株がつれ高となり、相場を支えた。

 しかし商品先物相場が下落したことを受け、素材株などに売りが入りやすかったことが重しとなり、相場は小幅上昇で引けた。

 同日の原油先物相場は反落。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)での取引で、米国産標準油種(WTI)4月物は前日比0.38ドル安の1バレル81.49ドルで引けた。

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