昨日のドル円は底堅い推移を続け110円台に乗せる動きとなり、再び3月からの高値を結んだ下降トレンドラインに接近する動きとなりました。このラインをしっかりと上抜ける動きとなると本格的な反発基調が強まりそうな気配となっています。昨日は110.10付近で伸び悩む推移となっているため、本日はまず、この水準をしっかりと上抜けることができるかどうかに注目したいところです。ただし、昨日は大きな調整を挟まずに上昇を続けたこともあり、どこかで利益確定売りに押されるかもしれません。
USDJPY
EURUSD
ユーロドルは先週のサポートとなっていた1.118付近を割り込む動きとなり、下落が勢い付き1.11台前半まで押し込まれる動きとなっています。1.11付近が昨年12月からの安値を結んだトレンドラインに接近する水準と考えられるため、1.11を守りきることができるかどうかに注目したいところです。1.11を割り込んでしまう動きとなると大きな流れが変わり、下落がさらに勢い付く可能性があるため、注意が必要です。
EURJPY
ユーロ円はドル中心の動きとなる中で方向感の薄い推移となっています。今週に入り122.35-122.80付近の狭いレンジ内での推移となっているため、まずはこのレンジをどちらに抜け出すかで方向感を探っていきたいところです。
GBPUSD
ドル高地合いが続く中で、ポンドは対ドルでも上昇する強い動きとなり1.46台を回復する動きとなりました。本日は先週の高値となった1.466付近をしっかりと上抜けることができるかどうかに注目したいところです。引き続き市場にはポンド売りのポジションが残っていることが想定されるため、上昇余地はまだあると考えられます。ただし、短期的には昨日頑張り過ぎた分の巻き戻しにも少し警戒したいところです。
AUDUSD
豪ドルは軟調な推移となり、先週のサポートで会った0.7176を割り込む動きとなりましたが、NY時間以降に持ち直す動きとなり、0.72を試す動きとなっています。今週序盤にこの水準がサポートとなっていたこともあり、0.72台をしっかりと回復する動きとなるようであれば、下落基調にも一服感が出てきそうな気配もしますが、この水準がレジスタンスとなってしまうようであれば、再度、下値を探る動きが活発化する可能性も挙げられます。市場のポジションは依然として買いポジションの方が優勢と考えられるため、売りまし余地は残されていることは頭の片隅に置いておいても良いかもしれません。