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本邦GDP速報値、米国FOMC議事録等

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昨日からの流れ


昨日は米国時間に発表された米国消費者物価指数が底堅い結果となり、ドル買いが強まる動きとなりましたが、利上げ警戒もあり、株式市場は軟調な推移となったため、リスク回避の動きが強まり、ドル円は欧州時間に買いが強まっていた反動も加わり、上値の重い動きとなりました。
その他発表された経済指標も底堅い結果となったことや地区連銀総裁からも6月利上げの可能性が示されたこともあり、市場の米国利上げへの意識が高まってきています。
また、原油はカナダの火災やナイジェリアの地政学リスクなどを背景に底堅い動きを続け、資源国通貨をサポートする材料となっています。


本日の注目材料


本日はアジア時間に本邦のGDPの1次速報値の発表が予定されています。冴えない結果となるとリスク回避色が強まる可能性がある反面で、日銀の追加緩和や政府の経済刺激策への期待にもつながることが想定され、市場へのインパクトを予想するのが難しく、また、市場予想にもムラがあり、発表後はドル円を中心に不安定な推移となる可能性があるため発表前後は注意が必要です。
その他、アジア時間にはRBNZのウィーラー総裁やデベルRBA副総裁の講演が予定されており、コメント内容次第でNZドルや豪ドルが大きく動く可能性があるため注意が必要です。
欧州時間は英国の雇用統計の発表が予定されています。国民投票を控え、関心度はやや薄めですが、失業率や失業保険申請件数の他、賃金の上昇率に注目が集まります。EU離脱への警戒が労働市場に影響し、冴えない結果となってしまうと、ポンドの下押し材料となりそうです。
米国時間はFOMC議事録の公表が予定されています。議長の記者会見がない回の分ということもあり、市場の注目度はやや高めと考えられます。昨今、FOMCメンバーから6月利上げの可能性も十分ある旨のコメントが続いていることや米国経済指標の底堅さなどから、6月利上げ観測が強まっており、議事録の内容も6月利上げを意識させるような内容となるとドルの下支え材料となりそうです。
ただし、ドル円に関しては米国の利上げ観測が強まることが素直にドル買いとならなず、株式市場の下落を背景にリスク回避の円買いに押される場面が多く見られています。そのため、株式市場等の動向を見ながら、市場の利上げを警戒したリスク許容度の強弱を探りながらの神経質な動きが続きそうです。
また、原油価格が底堅い動きとなっており、この流れが続くかどうかにも注目が集まります。


本日の予定


07:45 NZ1-3月期生産者物価指数
08:50 日1-3月期GDP・1次速報値
09:00 ウィーラーRBNZ総裁講演
10:00 デベルRBA総裁補佐講演
17:00 南ア4月消費者物価指数
17:30 英4月雇用統計 
18:00 ユーロ圏4月消費者物価指数(確報値)
20:00 米MBA住宅ローン申請指数 
21:30 加3月国際証券取引高 
23:30 米週間原油在庫 
翌3:00 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録公表(4月26-27日開催分)

Author information

佐藤 甲
OANDAJapan㈱チーフストラテジスト。NY時間を中心にディーリング業務を担当し、2012年より現職。ファンダメンタル、テクニカル、時にはシックスセンスを駆使し相場を斬る。夢と希望と情熱あふれる熱血相場師!風貌はラテン系だが、異性には奥手。彼女募集中。 日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト

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