イタリアの経済・財務相は、長期に及ぶ欧州圏内での金融危機を解決するには、大規模な対応が必要だと主張。ローマでの議会公聴会でビットリオ・グリリ経済・財務相は、ユーロ圏の対応はまだ満足のいくものではない、と述べた。
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欧州での不適切な対応と不十分なメカニズムが、市場を継続的に不安定にしている、とビットリオ・グリリ氏は述べ、欧州の安定性機構と財政協定が回復に必要な重要点である一方、これらを完全に起動させ、かつ更なる政策が必要である、と主張した。
イタリアは2014年までに欧州安定化メカニズム(ESM)に14.3ビリオンユーロ貢献する予定であるが、債務危機が長引いた場合は、2012年と2013年に5.73ビリオンユーロ支払う必要がある。