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FX(外国為替)とは何か

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FXとは、外国為替、外国為替証拠金取引、外為、フォレックス、FOREXなどとも呼ばれ、1日に約1兆ドルもの取引が行われています(1兆=1,000,000,000,000)。因みに3大証券取引所であるニューヨーク証券取引所は1日約25億円、東京証券取引所は1日約10億円となっていることからも分かるように、外国為替市場は世界で最も活発で大きなマーケットです。

実際にトレーダーとして為替取引を行っていなくても、海外旅行などで日本円を他国の金銭に交換することで「外国為替取引」に参加していることになるので、とても身近な取引と言えるかもしれません。

外国為替市場で取引されているものってなに?

外国為替市場で取引されているものは、「金銭」です。外国為替取引とは一方の貨幣を買い、一方の貨幣を売るというシステムです。例えば、米ドルと日本円(USDvsJPY)、ユーロと日本円(EURvsJPY)などです。
最も代表的な通貨は下記の通りです。通貨コードは常に3文字のアルファベットから成り立ち、最初の文字が「国」を表し、最後の文字がその国の「通貨」を表しています。

国旗コード国名通貨
JPY日本
USDアメリカドル
EUREU(ヨーロピアンユニオン)ユーロ
GBPイギリスポンド
CHFスイスフラン
CADカナダカナダドル
AUDオーストラリアオーストラリアドル
NZDニュージーランドニュージーランドドル
HKD香港香港ドル
CNY中国
BRLブラジルレアル
KRW韓国ウォン
ZAR南アフリカランド

FXはどこで取引されているの?

東京証券取引所は東京にあります。ロンドン証券取引所はロンドンにあります。しかし、外国為替取引には取引所というものが存在せず、「外国為替取引」とは一つの大きなネットワークを意味します。このネットワーク上で、銀行を始めとする投資家が、コンピュータや電話を用いて24時間取引を行います。そのため、相対取引(OTC:Over-the-Counter)やインターバンク市場などと呼ばれています。

FXに参加出来る人って誰?

外国為替取引はもともと銀行や大企業向けの取引だったため、数億円規模を所有する大金持ちのみが参戦できる市場でした。しかし、インターネットの普及や、1万円程度の低資金から参加出来ること、また、損失が大きくならないように自動的にストップをかけられる機能などの存在により、現在では我々のような一般の人の参加者が増えてきています。

FXはいつ取引出来るの?

FXは1日24時間取引が可能です。外国為替は取引所という「場所」がなく、売り手と買い手が1対1の関係で売買を行う相対取引のため、特に何時から何時までという規制はありません。そのため、真夜中でも早朝でも取引が可能なのです。

但し、太陽の位置によって取引が活発な場所が異なります。例えば、日本時間朝8時から午後5時は、深夜のアメリカよりも日本での取引が活発に行われています。そのため、これを「東京市場」などと呼びます。東京が夜にさしかかり、9時間遅れているロンドンが活発になると、今度は「ロンドン市場」と呼ぶようになります。更には米国が活発になると「ニューヨーク市場」と呼ぶのです。

なぜFXをするの?

外国為替取引をすることにより様々な利益がありますが、大多数の方が外為取引を選ぶ理由は下記が挙げれます。

  • 手数料なし

    多くの外国為替会社は、スプレッドと呼ばれるもので利益を得られるため、取引手数料が無料のケースが増えてきています。

  • 円高でも円安でも利益が得られる

    外貨預金などは円安にならないと利益を得られませんが、FX取引では「買い」取引からでも「売り」取引からでも始められます。

  • レバレッジ

    レバレッジとは、少ない元金でその何倍もの金額を使った取引を可能にするものです。例えば現在1ドル100円だとします。通常だと、1万円で100ドルしか購入できないことになります。しかし、レバレッジが100倍の場合、1万円で1万ドルまで購入出来るのです。但し、損失が大きくなる場合があるので、リスクマネージメントを考慮に入れる必要があります。

  • 24時間取引可能

    為替が大きく動くのは、海外市場がオープンした時間帯、つまりロンドン市場、ニューヨーク市場の方が東京市場に比べると活発です。外国為替は24時間取引が可能なので、仕事から帰宅した後、自宅でトレードが出来るのです。

  • 流動性

    外国為替市場の規模は巨大であるため、非常に流動性があります。つまり、いつでもすぐに取引に参加でき、一つの売買に何時間もの時間をかける必要がありません。

  • 少ない資金から取引可能

    株取引や先物、オプションなどに比べると、始めるにあたり必要な資金はとても少なくなっています。オンライン外為会社は最小金額1万円から始められるところもあるので、気軽に始められるのです。

FX取引に必要なものってなに?

外国為替取引に必要なものは、まずコンピュータです。古く遅いコンピュータではなく、比較的新しくスピードも速いものをお勧めします。そして「お金」です。最近のオンライントレーディングでは1万円という小額から取引が可能です。最後に、オンライントレーディングアカウントです。

オンライントレーディングが可能な証券会社は山ほどありますが、口座をオープンする前にデモアカウントで練習することが出来る証券口座もあるので、最初はまずデモアカウントをオープンすると良いでしょう。このデモアカウントでは架空のお金を使って取引が出来ます。実際レバレッジがどのように働くか、スプレッドがどの程度影響を与えるか、そしてデータがどの程度正確に早く動くかなどが確認出来るので、1つのみもならず複数のデモアカウントを試してみることをお勧めします。

プラットフォームが使いやすいかどうもトレードする上で重要となってきます。プラットフォームにより、コンピュータにインストールが必要なもの、Web上で操作が可能なものなど様々です。コンピュータにインストールするプラットフォームは比較的高度な機能が備わっていますが、インストールしたコンピュータでのみしかトレード出来ません。逆にWeb上のプラットフォームは比較的簡素化されている場合が多く、どのコンピュータからもトレードが可能です。

そして、カスタマーサポートが充実しているかどうかは必ず確認するべきでしょう。たいていの証券会社は24時間のサポート体制を備えていますが、サポートの質も重要です。

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