東京市場はもみ合いか。米国株は下落。買い先行から失速する展開。ただ、ダウ平均はプラス圏とマイナス圏を行き来するなど、主要3指数はともに小幅な下げにとどまっている。ドル円は足元では112円00銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて5円安の22265円、ドル建てが10円高の22280円で取引を終えた。

 米国ではテクノロジー株が強かった一方、ヘルスケア関連が軟調。業種間では強弱が色濃く出たが、全体では小動きであったため、日本株も方向感に乏しい展開を予想する。大型連休をにらんで目先の利益を確定する売りなども出てきやすい一方、為替は比較的落ち着いており、足元の好地合いを崩すような弱材料はない。米国でテクノロジー株がしっかりした動きを見せたことは下支え要因になるとみられることから、現状水準近辺での小動きが続くと考える。日経平均の予想レンジは22180円−22350円。