東京市場は軟調か。ダウ平均が300ドルを超える下落となるなど米国株が大幅安。米国とサウジアラビアの緊張の高まりや米中貿易摩擦懸念から、ハイテク株を中心に幅広く売りに押された。為替市場はリスク警戒で円買いが進み、ドル円は足元で112円20銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて275円安の22315円、ドル建てが245円安の22345円で取引を終えた。

 CME225先物からは22500円を大きく下回ってのスタートが想定される。場中には7-9月期GDPや9月小売売上高など中国の経済指標が発表予定で、内容次第ではリスクオフムードが一段と強まる可能性もある。今週の安値22261円(10/15)がサポートになるとは考えるが、今週は荒い動きが続いており、同水準を割り込んだ場合には22000円に向けて見切り売りが加速する展開は想定すべき。大きく水準を切り下げて始まりそうな分、中国指標が安心感のある内容となれば場中は値を戻すであろうが、22500円より上は重いと考える。日経平均の予想レンジは22100円−22550円。