東京市場は堅調か。米国ではダウ平均が先週末の9日には330ドル高、昨晩12日は410ドル高と連日で大幅高となっており、これを好感して買い優勢の展開が想定される。ドル円は足元で108円70銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて275円高の21635円、ドル建てが300円高の21660円で取引を終えた。

 米国株は値幅を伴った動きが続いているが、急速に値を戻してきたことは好感材料。ただ、ドル円がそれほどドル高(円安)には振れておらず、CME225先物は大幅高を示唆してはいるものの、ダウ平均の上げ度合いからすると、戻りが甘い印象もある。そのため、高寄り後は方向感に欠ける展開になると予想する。上は5日線(21842円、9日時点)あたりまでの戻りは期待できるとみるが、先週の大幅安でセンチメントは悪化しており、大きく切り返す場面では戻り売りに押される展開も想定しておく局面。さすがに下げを警戒する地合いにはないが、場中の指数の振れ幅は大きくなる可能性もあるとみる。日経平均の予想レンジは21480円−21800円。