NYタイムは、米連邦公開市場委員会(FOMC)で予想通りにFF金利誘導目標レンジが1.00-1.25%に据え置かれ、7月に前振りした内容に沿って10月の資産縮小開始との方針が示された。市場は年内あと1回の利上げ見通しが据え置かれたことや、ハリケーンの影響は限定的との見解に反応して、米金利上昇・ドル高となった。ドル円は結果発表直前の調整で111円前半へやや下押したところから、7月20日以来の高値112.53円へ上振れた。
一方、ユーロドルは1.2033ドルへ上振れ後に1.1862ドルまで、ポンドドルは強い英小売も背景となってつけた昨年6月以来の高値1.3657ドルから1.3453ドルまで急反落。ユーロ円は134.09円から133.26円へ一時下振れ、ポンド円は昨年6月以来の高値152.18円を上値に151円前半へ下押した。
NZドル/ドルは、NZ総選挙の世論調査で与党・国民党が優勢となったことを材料に8月7日以来の高値0.7433ドルまで上昇したものの、一時0.73ドル前半まで下押し。豪ドル/ドルは0.8102ドルから、0.7986ドルまで下落した。
買いが先行した原油相場が日中取引終了後に急反落と不安定な推移で、産油国通貨の加ドルの重しとなった。ドル高にも押され、ドル/加ドルは1.2200加ドルから、一時1.2390加ドルまで加ドル安推移。クロス円も、NZドル円は8月1日以来の高値82.70円まで、豪ドル円は2015年12月以来の高値90.18円、加ドル円は91.30円まで上昇したものの伸び悩んだ。
6時現在、ドル円は112.22円、ユーロドルは1.1892ドル、ユーロ円は133.46円で推移。

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