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保ち合い(横ばい)とは、株価が上下動しながら横ばいの動きを続けている状態のことです。それでは、保ち合いのパターン、今回は「フラッグ」「レクタングル」「トライアングル」そして「ウエッジ」について見てみましょう。
ところで、パターンはトレンドの全容を明かす事にはなりません。「ダマシ」も多いので、確実なものにするには、アナリストとしての技術が必要になります。
フラッグは文字通り、「旗」です。そしてフラッグは、ダイナミックに進行しているトレンドの中の短期の停滞状態です。フラッグは通常、鋭い、殆ど水平な線を描きます。そして、サポートとレジスタンスの線により平行になります。保ち合いから抜け出した時の動きが大きくなるので注目されます。
フラッグは市場の動きと反対に斜めに出ます。
右にあるのが、フラッグが上昇トレンドを邪魔して出来たものです。非常に短期間の事でした。この後大きな反転があり、レジスタンスの線をつき破りました。
右にあるのが、長期下降トレンドの中で出来るフラッグです。 これは二ヶ月続いたときのもので、その後は新しいトレンドに反転しませんでした。サポートラインがブレイクし、フラッグパターンの最後は下降しました。
レクタングルは、水平な二本の抵抗線、レジスタンスラインとサポートラインで形成される保ち合いレンジのことをいいます。将来のトレンドの方向性を明確には示しませんし、終わればほとんどの場合、トレンドはそのまま続きます。ただし、レクタングルがトリプル・トップの形をとって反転にならないとも限りませんので常に注意しておく必要があります。レクタングルでは、底値で買い、高値で売るといった取引も可能です。
理論的なレクタングルの下降トレンド、上昇トレンド図は右の通りです。
下の図は実際の例です。上昇トレンドが9月に始まり、10月には保ち合いレンジになりました。再び上昇トレンドが来るまで、レクタングルが形成されました。2、3ヶ月後に再びレクタングルが作られたのが分かりますね。
トライアングル・パターンでは、時間が進むに連れて取引高が減少していき、休止した後に元々のトレンド方向に向かって、トレンドを再開する可能性が高いです。そして、次の3つの基本的な形に分ける事が出来ます。「シンメトリカル(左右対称)・トライアングル」「アセンディング(上昇)・トライアングル」「ディセンディング(下降)・トライアングル」そしてそこから変化したものに、「ウエッジ」があります。
シンメトリカル・トライアングルは中立的であり、左右対称で、上昇トレンド、下降トレンドの両方に現れる保ち合いレンジです。右上がりのサポートラインと下降するレジスタンスラインを形成します。必ずではありませんが、レンジ終了後は、元々のトレンド方向に向かって進むと予想されます。
アセンディング・トライアングルは上昇トレンド時に形成されます。レジスタンスラインが殆ど水平か水平で、サポートラインが少し上昇している間で値動きがある時に形成されます。2本の抵抗線が交差する時にブレイクする可能性が強まります。価格がレジスタンスラインを突破すると、保ち合いレンジの終わりとなります。
右は上昇トレンドの日足チャートです。一ヶ月掛けてどんどん価格が上昇し、トライアングル・パターンを形成しました。
ディセンディング・トライアングルは下降トレンド時に形成されます。レジスタンスラインが下降していて、サポートラインが殆ど水平か、水平な間で値動きがある時に形成されます。2本の抵抗線が交差する時にブレイクする可能性が強まります。 価格がサポートラインを突破すると、保ち合いレンジの終わりとなり、下降トレンドが再開します。
ウエッジとは「くさび」形をしめしています。つまり、急角度のトライアングルの形です。そして、左右対称のトライアングルとフラッグの性質を持ち合わせています。このパターンは、アセンディングとディセンディングに似ているように見えますが、その性質は反対で、上向きのウエッジは弱気を示し、下向きのウエッジは強気を示しています。
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