11日のニューヨーク株式市場で、ダウ工業株30種平均は4営業日ぶりに反発し、前日比34ドル36セント高の1万1,671ドル81セントで引けた。ハイテク株中心のナスダック総合株価指数は続伸となり、同9.03ポイント高の2,716.83で引けた。

 同日の相場は、市場予想を上回る企業決算に支えられた。アルミ大手のアルコアが発表した2010年10-12月期決算は、前期の赤字から黒字転換したうえ、予想を上回る利益となった。また同じく予想を上回る堅調な四半期決算を発表した住宅大手レナーは株価が7.4%上昇して引けた。

 原油先物相場が上昇したことから、エネルギー株などでも買いが優勢となり、相場を支えた。同日の原油先物相場は続伸。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)での取引で、米国産標準油種(WTI)2月物は前日比1.86ドル高の1バレル91.11ドルで引けた。

 一方、アップルの「iPhone(アイフォーン)」の販売を始めると発表したベライゾンの株価は1.6%下落し、取引を終えた。

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