3日のニューヨーク株式市場で、ダウ工業株30種平均は3営業日続落となり、前日比97ドル29セント安の1万2,151ドル26セントで引けた。ハイテク株中心のナスダック総合株価指数は反落し、同40.53ポイント安の2,732.78で引けた。

　朝方に発表された5月の米雇用統計で、非農業部門の雇用者数は前月比5万4,000人増にとどまり、市場予想の約16万人に届かなかった。これを受けて、米景気回復ペースが鈍化しているとの市場懸念が広がり、相場は下落した。

　米供給管理協会(ISM)が発表した5月の非製造業景況指数が、前月に比べ上昇したことなどから、相場は昼ごろに上昇したものの、引けにかけて下落して終えた。

　同日の原油先物相場は反落。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)での取引で、米国産標準油種(WTI)7月物は前日比0.18ドル安の1バレル100.22ドルで引けた。

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