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2018年10月16日の日経概況

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2018年10月16日の東京株式市場は反発しました。

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終値は前営業日比277円94銭(1.25%)高の2万2549円24銭でした。

前日の米国は方向感ない動きが継続、

日経も方向感のない動きをみせるようで、高値で引けました。

朝方は輸出関連銘柄を中心に売りが入って下げる場面もありましたが、

中国の堅調な経済指標を背景に買いが戻ってきました。

ただし、現段階は短期の戻り狙いなので、

強いトレンドへの戻りになるかは未知数です。

本日も最後までしっかりお読みください。

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【米国市場の動向】

米国市場は反落しました。

ダウ工業株30種平均は反落して

前営業日比89ドル44セント(0.4%)安の2万5250ドル55セント、

ナスダック総合株価指数も反落して

前営業日比66.150ポイント(0.9%)安の7430.744で取引を終えました。

 

本日も不安定な動きが継続しました。

ウォルト・ディズニーの決算結果を好感して

大幅に買われることで142ドル上昇する場面までありました。

 

しかし、その後ハイテク銘柄への投資判断に慎重な意見を出した

アナリストのコメントを背景に

アップル、アマゾン・ドット・コムなどの主力銘柄が売られ、

市場全体を押し下げました。

 

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【日本市場の動向】

 

日本市場は本日も方向感のない動きになるかと予想させる

動きになりましたが、高値で引ける

短期の戻り狙い相場になりました。

 

朝方は自律反発で高く寄り付きましたが

米国市場の不安定な動きを反映してすぐ失速、

インバウンド需要の悪化懸念から

資生堂などインバウンド銘柄が下げることで

下げに転じる場面も見られました。

 

その後発表された中国の9月消費者物価指数が

市場予想を上回る堅調ぶりであることが確認されると

現物への買いと売りに回っていた先物の買い戻しが加わり

幅のある上昇で本日の取引を終えました。

 

加えて、ムニューシン米財務長官が

NAFTAの再交渉に続いて、日本に対しても

通貨安誘導を防止する為替条項(*)を求めると示唆したことで、

輸出関連銘柄などに売りが広がりました。

 

為替条項によって円安が進みにくくなると思惑で

円高が進んだのが輸出関連銘柄に売りが出た原因です。

追い打ちをかけるように、2019年10月の消費増税が

予定通り実施される方針が明らかになり、

さらに消費者心理が悪化しました。

 

日経の日足は短い下ヒゲを持つ陽線を形成しました。

本日の高値引けで明確なトレンド転換が成立しました。

しかし、テクニカルな形だけでまだ安心するのは早く、

明日は本日の高値を超えて上昇する必要があります。

 

本日止まったところは長い三角持ち合いの下に当たり、

200日線をかろうじて超えたところです。

またすぐ上には75日線が待ち構えているので、

早期にぬけないと3つの節目が壁になります。

 

前日は「200日線と22,500、そして9/7の安値22,172の間で

耐えた後、下げ止まってくれるかが

注目のポイントです。」と解説、一旦止まってくれたことは

ポジティブな材料です。

 

商いはさらに細くなり、

東証1部の売買代金は2兆4823億円、

売買高は12億6021万株でした。

東証1部の値上がり銘柄数は1112、

値下がりは910、変わらずは87銘柄でした。

 

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

 

マイナスまで進んではまた戻して200円以上の上昇、

日経は本日も波乱万丈な動きでした。

上昇の中で気になるのは資金の流れが偏っていることです。

 

277円上昇の中で、

ファナック、ファーストリテイリング、ソフトバンクグループの

主力3銘柄だけで合計135円分、

3銘柄のみで本日の上昇幅の半分を占めたことになります。

 

材料の出た銘柄に資金が向きやすいのが

決算相場であることを考慮しても

ここまで偏るのは、それだけ材料に迷いの要素が強いということも示しています。

 

米国市場が不安定な動きになっているのが

追い打ちをかけていますが、

S&P 500企業のここまでの決算発表結果と会社予想を合計した結果は

利益の水準は直近10年において2番目の高さになる見込みで

https://insight.factset.com/sp-500-reporting-second-highest-net-profit-margin-in-10-years?utm_campaign=Insight&utm_source=hs_email&utm_medium=email&utm_content=66692059&_hsenc=p2ANqtz–WhSQPbrmOVFwJdXD6sUOVeHNPA4h5LthVeUQfZGPfOlRSQgh93ZrG41PZw6nqQKE6c1783s_M6K24_AyFwvfTacDVCQ&_hsmi=66692059

業績としては心配する必要のないレベルです。

 

日本企業ももちろん堅調な動きが予想されますので、

本日物色されたような「主力・堅調な業績」が揃った

大型銘柄に引き続き注目する必要があります。

 

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【各市場の動き】

 

日経平均(円)

22,549.24           +277.94(1.25%)

NYダウ(ドル)

25,250.55           -89.44(-0.35%)

ドル・円

112.02 – 112.03   +0.23(0.20%)

ユーロ・円

129.77 – 129.81     +0.46(0.35%)

 

ジョン・シュウギョウにより毎日更新される日経概況のバックナンバーは

TBLのホームページでご覧頂けます。

 

http://www.tbladvisory.com/topics/

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