ADVFN Logo ADVFN

Hot Features

Registration Strip Icon for discussion 登録して、同じ考えを持つ投資家と議論するためのアクティブなフォーラムで相互作用するためのアクティブなフォーラムに参加してください。

2018年7月20日の日経概況

Share On Facebook
share on Linkedin
印刷

2018年7月20日の東京株式市場は続落しました。

©

終値は前営業日比66円80銭(0.29%)安の2万2697円88銭でした。

米国市場が反落、その動きを引き継ぎ安く始まった上に、

中国人民銀行が1年ぶりの元安レート設定で、

下げ幅を拡大、リスク選好意識が薄れました。

堅調な企業業績への期待を背景に押し目買いが入ることで

急速に下げ幅を打ち消す場面もありましたが、

回復することなく、マイナスで今週の取引を終えました。

本日も最後までしっかりお読みください。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

 

【米国市場の動向】

 

米国市場は6営業日ぶりに反落しました。

ダウ工業株30種平均は6営業日ぶりに反落して

前営業日比134ドル79セント(0.5%)安の2万5064ドル50セント、

ナスダック総合株価指数は2日続落して

前営業日比29.148ポイント(0.4%)安の7825.296で取引を終えました。

 

貿易摩擦の舞台が欧州・米国間で自動車に移りました。

トランプ氏が欧州との会談の前に強硬姿勢を示したことに対して

欧州も「報復を準備している」と対抗姿勢を隠さないことが

リスクとして意識されました。

 

前日まで上昇してきた勢いで利益確定が出やすい

タイミングにあったのも下落の要因になりましたが、

下値を大きく崩すような流れにはならず、

まだ強気の相場は続いています。

 

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

 

【日本市場の動向】

日本市場は米国市場の反落を受けて調整入りになりました。

朝方は安くスタートして、中国発のニュースで下げ幅を広げました。

午前中に中国人民銀行が人民元を対米ドルで

1年ぶりの元安水準に設定したことを受け、

投資家心理が弱気に傾きしました。

 

日経の下げ幅は200円を超える場面もありましたが、

業績発表を控えて、好業績を期待する

押し目買いも入ったことで午後は下げ渋りました。

 

上昇する場面まで演出した後は前日の終値を挟んだ

拮抗など、変動性の高い動きで

今週の取引を終えました。

 

日経の日足は長い上下ヒゲを持つ短陰線を形成しました。

十字架に近い形で実体が小さいので、

迷いが強い状態を表しています。

 

形では迷いが強いですが、前日の実体から離れた

実体レベルでの陰線を形成した上に、

高値と安値は明確に切り下げているので

23,000円は再び遠のいたことになります。

 

前日は「テクニカル的には明日と来週の前半が勝負どころでしょう。

前半から中盤にかけて調整した後、

早い時間でトレンド転換してくると、

今週の上昇トレンドが継続していると解釈され

早いうちに23,000円上に抜ける可能性があります。」と解説、

来週の前半からその確認に入ります。

 

週足では 2週連続の陽線を形成しましたが、

上髭の長い短陽線で、先週より勢いが弱くなったことを示しています。

 

東証1部の売買代金は2兆3975億円、

売買高は12億6202万株でした。

東証1部の値下がり銘柄数は1342、

値上がりは672、変わらずは89銘柄でした。

 

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

 

【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

 

概況でも触れましたが、

中国人民銀行(中央銀行)は20日の10時過ぎ、

人民元の売買の基準値を対米ドルで1ドル=6.7671元と

1年ぶりの安値水準に設定しました。

 

米国との貿易摩擦による景気減速を、

輸出を有利にする方向で補うための

措置だと解釈することができますが、

今すぐ日本の経済に影響を与えるようなことではないでしょう。

 

ただ、元安→中国国内からの資金流出→

中国株安→世界株安→日本も株安→世界株安による円買い→

さらに日本株安、このような連鎖が思えないことでもないですが、

それが実現されるまでに別の動きが現れるでしょう。

 

よって、来週は主要企業の決算が発表されることもあり、

好調な企業業績がアピールされれば

短い時間で23,000円突破に挑戦する可能性もあるでしょう。

 

このような局面では個別銘柄への物色、

決算発表が好調な銘柄に迷いの資金が向かいやすくなるので、

上方修正だけでなく、進捗率が着実に進んでいる銘柄を

素直に選ぶのがよい戦略でしょう。

 

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

 

【各市場の動き】

 

日経平均(円)

22,697.88                       -66.80(-0.29%)

NYダウ(休場)

25,064.50                       -134.79(-0.53%)

ドル・円

112.51 – 112.52            -0.45(-0.39%)

ユーロ・円

131.11 – 131.15               -0.01(0.00%)

 

ジョン・シュウギョウにより毎日更新される日経概況のバックナンバーは

TBLのホームページでご覧頂けます。

 

http://www.tbladvisory.com/topics/

ADVFN.comサイトのブログは、独立した金融解説のためのものです。これらのブログは、共通キャリア·プラットフォームを介して独立した著者によって提供されており、ADVFN PLCの意見を表すものではありません。 ADVFN PLCは、これらの記事を編集、承認等しないため、その責任を負わず、また、第三者が、これらの情報に頼ることに対して一切の保証はいたしません。 ADVFN.comサイトにおける情報は、一般的な情報と使用目的のためのもので、特定の要件に対応するものではありません。

コメントを書く