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為替市場、動意なし

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<ひと目で分かる昨晩の動き>

【NY市場】
ドル円は150円台で小動き。150円台半ばから後半がやや壁になりつつあり、ここを抜けるかが焦点。ドル円は150円56銭まで買われる。

ユーロドルは1.08台には乗せているものの小動き。ユーロは対円で163円台に乗せる場面も。

株式市場は前日3指数が揃って最高値を更新したが、この日はまちまち。ダウとS&P500は続伸。

債券は買われ、長期金利は4.24%台に低下。

金は反発し、原油は反落。

1月中古住宅販売件数 →  4.00百万件

ドル/円  150.30 ~ 150.56

ユーロ/ドル 1.0812 ~ 1.0837

ユーロ/円  162.68 ~ 163.03

NYダウ   +62.42 → 39,131.53ドル

GOLD  +18.70 → 2,049.40ドル

WTI   -2.12 → 76.49ドル

米10年国債 -0.073 → 4.248%

【本日の注目イベント】
1月新築住宅販売件数

ドル円は150円台で推移しており、上にも下にも大きく動きにくい展開が続いています。個人投資家の関心はもっぱら株式市場の方に引き寄せられており、日米株式市場では最高値を更新するなか、さらに強気の見方も台頭しています。それにしても米エヌビデア株の上昇は世界の株式市場、とりわけ半導体関連銘柄の急騰に火を付けたようです。

日経平均株価は先週22日(木)に、これまでの史上最高値である3万8915円を抜き、3万9098円で引けました。翌23日の日経新聞では「日経平均最高値」と大きな見出が躍り、一面はほぼ株式関連の記事で埋まっていました。それも当然でしょう。実に34年ぶりの快挙なわけですから。株式関係者はほぼ全員強気で、「日経平均4万3000円」説も出てきました。一方、投資の神様ウォーレン・バフェットは冷静な見方をしています。恒例の年次株主書簡で、「米国は、バークシャーの針路を真に動かすことの出来る企業がほんの一握りしか残っておらず、それらは当社や他の企業によって際限なく摘み取られてきた。米国以外では、バークシャーの資本展開の選択肢として意味ある候補は基本的には存在しない。われわれが目を見張るような業績を上げる可能性はない」と説明し、米国株式相場の高騰を「カジノ的」と指摘しています。積極的な投資を控えていることもあり、同社の現金保有高は昨年10-12月には、過去最高となる1676億ドル(約25兆2000億円)にまで膨らんでいます。

注目された共和党候補を選ぶサウスカロライナ州の予備選でも、トランプ氏が勝利しました。ニッキー・ヘイリー氏は同州の知事を務めていたこともあり、どこまで支持を集めることが出来るのか注目されていましたが、ここでもトランプ氏に屈しました。ただ、ヘイリー氏は「サウスカロライナで何が起きても戦い続けると言った。私は約束を守る」と述べ、選挙戦を続ける意向を示しています。これに対してトランプ氏は「彼女は時間とお金を無駄にしているだけだ」と述べ、予備選からの撤退を迫るような発言は控えていました。ヘイリー氏は「トランプ氏が裁判でどうなるのかを睨んでいる」との見方もあります。ヘイリー氏は3月5日の「スーパーチューズデー」までは選挙戦を戦い続ける意向のようです。

ロシアによるウクライナとの全面戦争が、終わりの見えないまま3年目に突入しました。昨日は夜9時の「NHKスペシャル」で、「戦場のジーニア、ウクライナ兵士が見た地獄」を放映していましたが、目を覆いたくなるような場面が何度もあり、理不尽な戦争の悲惨さをありありと伝えていました。現在ウクライナでは弾薬不足、兵力不足、欧米からの軍事支援の遅れにより、劣勢に追い込まれています。ゼレンスキー大統領はこの戦争によるウクライナ軍の戦死者は3万1000人にのぼることを明らかにしています。株価の高騰に喜ぶ人がいる一方、命をかけて自国を守っている人がいることに、違和感が残ります。

本日のドル円は149円70~151円程度を予想します。

【外為オンライン シニアアナリスト 佐藤正和の情報コンテンツはこちら】

【外為オンライン シニアアナリスト:佐藤正和】 邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。 インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。 通算20年以上、為替の世界に携わっている。
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