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ユーロが示す将来

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私はユーロを観察し、それを将来のインジケーターとしている。今日ヨーロッパの舞台の裏で何が起こっていようとも、ユーロの相場にはすぐに反映されるからだ。ユーロ危機におけるインサイダー取引には呆然とさせられるが、それがどうした、ガイドとしてはとても有効に使える。

今日の相場がどんなニュースに起因しているかは予測することができる。先週あたりにはヨーロッパはギリシャとスペインを舞台裏でうち負かし、先日の交渉よりはソフトにでるようだ。考えてみると明らかなシナリオだろう。

私の理論では、ヨーロッパは紙幣増刷すると同時に少なくとも緊縮財政を演じるだろう。

もしもスペインやイタリアの状況が固まると、次はフランスに危機の足が及ぶだろう。おそらくそれは来年起こると思われるが、もし欧州中央銀行(ECB)と関連機関が正しく対応すれば、ただのさざ波程度で済み、大地震には至らないはずだ。

この危機はアメリカまで達し、強いインフレと大幅な紙幣増刷を目撃することになり、アメリカは莫大な短期的な資金をキャッシュに変え、そして米ドルは暴落する。

日本については誰も分からない。円は何年も前に沈むはずだったが、日本で発明された量的緩和の魔法的手法がかなり長く持ちこたえさせた。それが崩壊するときには、世紀の大クラッシュが起こり、絶好の資産購入の機会になるだろう。

その間、私は株の買い戻しを予期している。もし、このやり取りが続けば新しい株のサイクルの始まりになるかもしれない。このサイクルは再び3年以内に始まり、それが始まった時にはそれは非常に大規模なものとなるだろう。

これはただ待ち続けて事態が起こったときの場合だ。もし新興国株相場をみれば、ロンドンやアメリカの株を見たときに目が飛び出すだろう。もう一度ここでおこるわけがないという苦い経験以外に理由はない。

経験のあるブローカーが、インターネットバブル崩壊の際、私にこういった。

「市場は次の世代まで景気づくことはないだろう。」私はそんなことはないだろうと思ったが、今の状況をみるともう半世代まで来ている。ひょっとすると今は私たちが予想したサイクルの底にいる感覚よりも、新しいサイクルの始まりに近づいているのかもしれない。

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