週明け16日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比16.72ポイント(0.56%)高の2984.39ポイントと続伸し、11月5日以来、約6週ぶりの高値水準を回復した。上海A株指数も上昇し、17.52ポイント(0.56%)高の3127.22ポイントで取引を終えている。<br/><br/>中国景気の持ち直しが意識される流れ。取引時間中に公表された11月の中国経済統計では、小売や鉱工業生産が大幅に上振れた。指数は売り先行したものの、指標発表後に買いが優勢となっている。他方、米中両国の「第1段階」通商協議に関しては、事前に「合意観測」が流れていただけに、相場に与える影響は限定された。<br/><br/>業種別では、ハイテク関連がの上げが目立つ。電子部品メーカーの環旭電子(601231/SH)がストップ高、LED基盤・チップ中国最大手の三安光電(600703/SH)が4.7%高で引けた。証券株も高い。中信建投証券(601066/SH)が値幅制限いっぱいまで上昇した。このほかインフラ関連株、素材株、自動車株なども買われている。<br/><br/>半面、食品飲料株は安い。白酒(中国の蒸留酒)メーカー最大手の貴州茅台酒(貴州マオタイ:600519/SH)が1.3%下落した。保険株や銀行株、医薬品株などの一角も売られている。<br/><br/>一方、外貨建てB株は値上がり。上海B株指数が1.20ポイント(0.49%)高の247.12ポイント、深センB株指数が3.61ポイント(0.40%)高の905.97ポイントで終了した。<br/><br/>【亜州IR】<br/><br/><br/>

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