東京市場は軟調か。先週末の米国株は下落。買いが入る場面もあったが、中国が米国との通商交渉を見合わせると伝わったことが嫌気され、主要3指数はそろって下落した。ドル円は足元で110円00銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて45円安の21225円、ドル建てが35円安の21235円で取引を終えた。

 米中貿易摩擦に関する材料で米国株が下げており、買い手控えムードが強まると予想する。寄り前には1-3月期GDPが発表される。内容が悪ければ消費増税凍結などへの思惑が浮上しやすいが、景気減速への警戒は強まるため、結果に対して神経質な反応が出てくる可能性もある。ドル円が110円台近辺で推移している点は下支えにはなり、大きく崩れるようなら押し目では買いも入ると考えるが、買い材料に乏しい中、上値の重い時間が続くだろう。日経平均の予想レンジは21100円−21300円。