東京市場は堅調か。軟調に始まった米国株が主要3指数そろって上昇に転じて終えており、これを好感して買い優勢の展開を予想する。ドル円は足元では112円90銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて125円高の22845円、ドル建てが155円高の22875円で取引を終えた。

 米国では序盤は決算を受けたネットフリックスの急落が重しとなったが、パウエルFRB議長が議会証言で米経済に強気の見方を示したことが買い材料となった。為替もドル高基調を強めており、日本株への追い風が続く。米国では決算発表が本格化しているが、注目度の高いネットフリックスの下落が全体市場を崩す材料とならなかったことは安心材料。決算シーズンの株式市場は堅調との見方が強まり、上値を試す展開が続くと予想する。日経平均の予想レンジは22800円−22950円。