東京市場はもみ合いか。先週末の欧州株は軟調で米国株はまちまち。ダウ平均は売り先行から一時400ドル近く下げる場面があったが、下値では買いが入って大きく切り返し、引けでは70ドル安。S&P500とナスダック総合は上昇で終えた。ドル円は足元では105円60銭近辺で推移している。CME225先物は円建て、ドル建てともに大証日中終値と比べて5円安の21125円で取引を終えた。

 米国株がいったん下げ止まる動きを見せたことはポジティブ。一方で、円高基調が強まっていることがネガティブ。戻りを試しても上では売りに押される可能性が高く、方向感に乏しい展開を予想する。CME225先物の水準は、日経平均の2月14日の終値21154円をやや下回ってはいるが、同日の安値20950円よりは上であることから、下値はこの近辺までで、大きく売り込む流れにはならないと考える。前週末の終値近辺からスタートして落ち着きどころを探った後は指数は動意薄となり、次の材料待ちで小動きが続くと予想する。日経平均の予想レンジは21100円−21250円。