東京市場は軟調か。休場明けの米国市場ではダウ平均が大幅高スタートから26000ドル台に到達する場面があったものの、急速に値を消す展開。主要3指数はそろって下げて終えた。ドル円は米株の失速でドル売りの流れが継続し、足元では110円40銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて215円安の23735円、ドル建てが200円安の23750円で取引を終えた。

 米国株が序盤に大幅高となりながらも下げて終えたことで、日本株にはネガティブな影響が想定される。CME225先物は23700円台を示唆しており、きのうの日経平均の上昇分(236円高)程度の下げとなる可能性もある。ただ、米国株は悪材料で売られたというよりは、年初からハイペースの上昇が続く中、節目乗せによる到達感からの売りという印象が強い。序盤はCME225先物に寄せて安く始まるであろうが、下では5日線(23763円、16日)が意識されて下げ渋り、その後は値を戻す展開を予想する。日経平均の予想レンジは23700円−23850円。