東京市場は堅調か。米国株は上昇。良好な決算が多く確認されたほか、ボーイングやキャタピラーが強く、3指数ともプラスで終えた。ただ、ヘルスケア株の下落が重しとなり、終盤にかけては上げ幅を縮めている。ドル円は足元では112円00銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて35円高の22255円、ドル建てが45円高の22265円で取引を終えた。

 決算を発表したネットフリックスやIBMが時間外で下落しており、米国株高に対する反応は限定的となりそう。ただ、日本株は足元で地合いが良くなっており、案外の動きとなった場合でも下値では買いが入ると考える。11時には中国の指標が多く発表される予定で、これが相場を大きく動かす材料となるだろう。極端に悪かった場合には失望売りは避けられないが、安心感のある内容であれば、リスクオンの流れが強まりやすい。現状では後者の方が可能性が高いとみており、株高基調には変化なしとの見方から、総じてしっかりの展開を予想する。日経平均の予想レンジは22150円−22350円。