2日のニューヨーク株式市場で、ダウ工業株30種平均は大幅に8営業日続落し、前日比265ドル87セント安の1万1,866ドル62セントで引けた。ダウ終値は3月半ば以来、約4か月半ぶりの安値で引けた。

 ハイテク株中心のナスダック総合株価指数は3営業日続落となり、同75.37ポイント安の2,669.24で引けた。

 同日発表された6月の米個人消費支出(PCE)が予想外に下落し、1年9か月ぶりに前月比マイナスとなったことから、米景気先行きへの市場不安が高まった。工業株や消費関連株を中心に売りが優勢となり、相場は下落した。

 また仏銀行BNPパリバが、第2四半期決算にギリシャのソブリン債関連で約5億3400万ユーロの評価損を計上したことなどを受け、欧州の財政問題も引き続き市場の懸念材料となった。

 同日の原油先物相場は3営業日続落。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)での取引で、米国産標準油種(WTI)9月物は前日比1.10ドル安の1バレル93.79ドルで引けた。

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