22日のドル・円相場は、東京市場では111円80銭から111円33銭まで下落。欧米市場でドルは110円73銭まで一段安となり、111円16銭で取引を終えた。<br/><br/>本日23日のドル・円は主に111円台で推移か。米長期金利の低下を意識したリスク回避的なドル売りは継続し、ドルは一時的に111円を下回る可能性がある。ただし、日経平均株価が下げ渋った場合、リスク回避的なドル売りは一服し、ドルは111円台を維持する展開もあり得る。<br/><br/>市場関係者の間では、医療保険制度改革(オバマケア)改廃法案の修正案の議会採決の行方が注目されている。改廃法案の下院での採決は23日に予定されているが、一部報道によると法案通過は微妙な状況のようだ。否決されることを避けるために23日の採決が延期された場合、トランプ政権に対する市場の信頼は低下し、リスク回避的な取引は拡大する可能性がある。<br/><br/>改廃法案の修正案が議会を通過すれば、税制改革への早急な取り組みが期待されることから、米株式や米長期金利の反転が予想される。為替相場も米利上げ継続を見込んでドル高方向に振れる可能性が高いとみられる。目先的には23日の議会採決の行方を見極める状況が続くことになりそうだ。<br/><br/><br/>

<SK>


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