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2018年10月09日の日経概況

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2018年10月09日の東京株式市場は4日続落しました。

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終値は前営業日比314円33銭(1.32%)安の2万3469円39銭でした。

米国市場の下落と円高傾向、システム障害など

悪材料が複合で東京市場を襲いました。

米国市場はハイテク関連銘柄の軟調が明確で、

日本市場も半導体関連、輸出関連など9割の銘柄が下げました。

本日も最後までしっかりお読みください。

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【米国市場の動向】

米国市場は連休の間に続落していましたが、3営業日ぶりに反発しました。

ダウ工業株30種平均は3営業日ぶりに反発して

前営業日比39ドル73セント(0.2%)高の2万6486ドル78セント、

ナスダック総合株価指数は3日続落して

前営業日比52.498ポイント(0.7%)安の7735.949で取引を終えました。

 

ダウ工業株30種平均の小幅反発よりは

ナスダックを中心とするハイテク関連銘柄への売りが

注目されるポイントになりました。

 

米長期金利が約7年ぶりの高水準を付けたことに加えて、

グーグルで大規模な個人情報の流出が明らかになったことが

嫌気され、ハイテク関連銘柄に売りが広がりました。

 

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【日本市場の動向】

 

日本市場は米国市場でハイテク関連銘柄に売りが出たことを嫌気して

売りが先行してスタートしました。

先週は114円台まで進んだ円相場は

先週から今週にかけて112円まで円高に振れて

輸出関連銘柄にも売りが広がりました。

 

東証のシステムに障害が発生、

一部の証券会社で朝方は注文ができない状況になったことも

投資家心理を一層悪化させました。

 

23,400円近くまで下げ幅を広げた後は

押し目を拾う動きで下げ幅を小幅縮小させましたが、

押し目買いでも積極的な買いはみられませんでした。

 

自動車関連、電気機器が下落率トップを記録、

鉱業、金属製品にも厳しい売りが入りました。

一方、不動産、建設、小売、倉庫など

内需銘柄が下げ幅を限定的なところで守りました。

 

日経の日足は上下ヒゲを持つ短陰線を形成しました。

前日の終値から下離れして、そのまま下げ、

2日連続のギャップを形成しました。

 

先週のギャップについては「下離れしたギャップで終わっているので、

まだ下げ止まりのサインは出ない日足です。」と解説しましたが、

その通りの動きになっています。

 

明日も下げる場合は9/18-9/19の間に形成された

ギャップを埋めることになるので、

ここが反発のポイント、つまり

9/20の終値23,420円付近で

下げ止まりになるかが確認ポイントになります。

こちらは先週末の見方からかわっていません。

 

東証1部の売買代金は3兆380億円、

売買高は15億6850万株でした。

東証1部の値下がり銘柄数は1823、

値上がりは247、変わらずは40でした。

全体の9割近くが下げる厳し動きでした。

 

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

 

先週末は「決算発表のシーズンでは博打的な買いをするよりは

年末の相場に備えての銘柄物色を中心に考えるのがいいでしょう。」と

戦略を説明しましたが、博打的な買いすらできないような動きになりました。

 

テクニカル的な観点からみて、

明日も今日の安値を割り込んで下げると

9/19から10/5までの高値圏が宙に浮いた島状態

(アイランドリバーサルと呼ばれます)になるので

下げは加速する形になります。

 

このような流れになると、悲観的な見方が先行して

永遠に下げそうに思えてきますが、

総合的に考えると地合いは決して悪いとは言えません。

 

上海などのアジア圏が堅調な動きになったことや、

1週間で1,000円以上の下げ幅見せたことで

明日は自律反発になりやすい、

これに今夜の米国市場が落ち着いてくれれば

下げ止まり、トレンド転換して上昇トレンドに戻る可能性があるタイミングです。

 

厳しく押された輸出関連、景気敏感株には

短期の買いが戻る可能性がありますが

あくまでも短期戦略と考えて、

基本戦略は先週末の解説通りにしてください。

 

↓先週末に解説した年末までの戦略です。

 

年末相場では業績が良い銘柄が評価されて買われる

正統派の動きが予想されるので、

決算発表のシーズンでは博打的な買いをするよりは

年末の相場に備えての銘柄物色を中心に考えるのがいいでしょう。

 

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【各市場の動き】

 

日経平均(円)

23,469.39                 -314.33(-1.32%)

NYダウ(ドル)

26,486.78                 +39.73(0.15%)

ドル・円

113.34 – 113.35       -0.49(-0.43%)

ユーロ・円

130.07 – 130.11         -0.92(-0.70%)

 

ジョン・シュウギョウにより毎日更新される日経概況のバックナンバーは

TBLのホームページでご覧頂けます。

 

http://www.tbladvisory.com/topics/

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